美しい人はそうでない人より収入が上、米大学研究者が発表。

2007/08/13 12:52 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「人を見た目で判断してはいけない」とは、私たちが子供の頃から教え込まれる教訓のひとつです。しかし悲しいかな、現実の人間社会の中では、ルックスによっていろいろな格差が生まれるワケで……。

先日「Journal of Economic Psychology」という学術誌に掲載された論文によると、美しい人はそうでない人に比べ、仕事で受け取る収入が高い傾向にあるそうです。カルフォルニア大学の研究チームが、第三者の目から見て判断した「魅力的な人」、「平凡な人」、さらに「人目を引かない人」という3グループを対象に調査。それによると「魅力的な人」は「平凡な人」よりも平均7%程度収入が上で、さらに「人目を引かない人」と比較すると、実に12%も高収入なのだとか。

この格差を生む要因としてまず第一に、見た目がよい人物は仕事場において協力的に受け止められ、さらに同僚からの信頼をより得られやすい、ということが挙げられます。さらに身体的に人目を引く人々は、一般的にそうでない人々よりもわがままな行動を取らない、という傾向も明らかになったとか。美人は自分勝手で高飛車、というイメージはステレオタイプだったんですねぇ。

ちなみに、この種のリサーチは以前にも行われていまして、2005年にはウォール真木の地元、セントルイスにある地区連邦銀行の経済学者が「美しい人、スリムな人、そして背の高い人は、そうで無い人と比べて収入が時給にして5%ほど高い」という研究結果を明らかにしました。なので今回のカルフォルニア大の発表も、いまさら驚く内容でもないのです。ただ今回は、美しい人とそうでない人の収入の差がさらに広がっていることが判明したのでした。

それにしても、「美人は得」という言葉、それをここまでハッキリと数字でもって証明されちゃうと……(涙)。思わずなんともいえない敗北感と共に、気持ちがガックリと沈んでしまうのはウォール真木だけでしょうか。

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