印刷ミスで全てが当たり券に、米で配布された宝くじが招いた混乱。

2007/08/01 13:44 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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宝くじ、なかなか当たりませんね(笑)。ウォール真木は「パワーボール」という、米国で一番高額な賞金が当たる種類を、毎週ちまちまと買い続けているのですが、個人で当てた最高金額は今のところ5ドル。いつかはミリオン単位で当たるといいなぁ……(遠い目)。

ところで先日ニュー・メキシコのロズウェルで、とある宝くじがとんでもない騒動を引き起こしたそう。これは同市にあるカー・ディーラーが、アトランタの印刷会社に発注して作成したもの。合計50,000枚のうち、1枚が1,000ドルの当たり券となるハズだったのです。

しかし、このたった1枚しかないハズの当たり券が、こともあろうか印刷ミスで、全ての50,000枚になってしまったというから、それこそ大騒ぎに。この宝くじを受け取った人全員が、1等の1,000ドルを当てたと思い込んだのですから(汗)。

しかしこの当たり券は全て無効として扱われることに。間違いと混乱を招いた謝罪として、ディーラーでは顧客全員に5ドルのギフト・カードを贈ったそうです。でも1,000ドルが5ドルって、ちょっと待て(汗)。それって何も受け取らないよりも、もっと逆上する人が増えたんじゃないかと……。実際そうだったらしいですが(笑)。

そこで、さらなるお詫びとして同社では新しいスクラッチ・カードを作成することに。しかも次回は当たり券を20枚に増やすことで、お客さんの怒りをなんとか静めようとしています。とんだ出費ですなぁ。気の毒に……。

ちなみにこの重大なミスを犯した印刷会社も後日、責任者がディーラーを訪れ、1等50,000ドルのくじ引き大会を開催したとか。さすがにこの時は、全部「当たり」の間違いはしなかったそうです。



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