ホワイトソックスの井口資仁内野手、「赤鬼」率いるフィリーズに移籍。

2007/07/29 04:21 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


2005年にダイエーからホワイトソックスに移籍、1年目から主に2番打者として定着し、135試合、打率.278、15本塁打、71打点の活躍を見せた井口資仁内野手。その年にはいきなりワールドシリーズ出場&制覇を果たし、メジャーリーガー最高の栄誉と言われるチャンピオンリングを獲得するなど、日米のファンに鮮烈なインパクトを与えたのは記憶に新しいところなりよね。2年目の2006年は138試合、打率.281、18本塁打、67打点の成績で、ホワイトソックスに欠かすことのできない選手になったなりよ。

でも、今季は開幕直後の4月8日に左手人差し指の骨にヒビが入るけがをした影響で、現在まで90試合、打率.251、6本塁打、31打点止まり。なかなか成績が上がらずに苦心している様が日本にも伝わってきていたなりが、米国時間の27日、フィリーズへの電撃トレードが発表されたなりよ。フィリーズは26日にセカンドレギュラーのチェース・アットリー内野手が死球を受けて右手を骨折、4〜6週間に渡って戦線離脱することになったため、電光石火の如く井口選手の獲得に動いたなりね。

球団やチームメイトはもちろん、本拠地のシカゴの街にも愛着を抱いていた井口選手は、今回のトレードにはショックを隠せない様子。公式ブログにも28日付けの「涙・涙……!」と題したエントリーで「フィリーズにトレードで行く事になりました。なんだか人事の様に今までみていましたが、いざ自分の事になるとなんだかショックです。シカゴには僕も家族も馴染んでいたので…」と心境を綴っているなり。

フィリーズはこれまで日本人メジャーリーガーが所属したことがないため、日本の野球ファンにはそれほどなじみのある球団ではないなりが、球団創設124年という伝統を持つ球団。現在監督を務めているのは1970〜80年代に「赤鬼」と呼ばれ、ヤクルトや近鉄で活躍したチャーリー・マニエルなり。日本での実働6年間の通算成績は打率.303、189本塁打、491打点、MVP1回(1979年)、本塁打王2回(1979年、1980年)、打点王1回(1980年)と、これまで来日した歴代の外国人選手の中でも屈指の成績を残した名選手だったなりよ。オールドファンにはなじみ深い選手なりよね。

井口選手のフィリーズでの役割はアットリー選手の穴を埋め、ナショナル・リーグ東地区の3位につけているチームの浮上に貢献すること。心機一転、今季の不振を吹き飛ばすような活躍に期待したいものなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.