日本のヒーローとして長く愛されている「ウルトラマン」。そのシリーズの中でも、最高傑作との呼び声も高い「ウルトラセブン」が今年で生誕40周年を迎える。7月7日には「祝！40周年記念　ウルトラセブン大賞」の授賞式が行われ、最優秀宇宙人部門で1位となったメトロン星人が大賞に選ばれている。

こうして盛り上がる中、「ウルトラセブン」がテレビに復活することになった。TBS系での放送で、タイトルは「ウルトラセブンX」。今年3月に放送を終了した「ウルトラマンメビウス」に続くテレビシリーズで、今秋放送開始予定なのだ。

セブンの外見は40年前とほとんど変わらないものの、腹筋が割れて首が太くなっている（顔が小さくなった？）など、多少スタイルが良くなっている。「ウルトラアイ」を使った変身はそのままで、「アイスラッガー」も健在。ただ、「アイスラッガー」は名称を変更するようなのだ。

ストーリーは、人類滅亡をたくらむエイリアンと、防衛組織「DEUS（デウス）」の隊員・ジンが、ウルトラセブンに変身して戦うというもの。旧作同様、ドラマ性の高い内容になっており、円谷プロダクションの表有希子プロデューサーは「女性も楽しめるドラマ要素をちりばめた」（スポーツニッポンより）としているのだ。

特撮シーンではCGなどの最新技術がふんだんに使われているそうで、こちらも楽しみ。主人公のジンは沖縄出身の与座重理久、ヒロインのエレアは映画「プラトニック・セックス」で主演した加賀美早紀が演じる。このほか、脇崎智史や渡来敏之らの出演が決定しているみたい。

1994年に日本テレビ系の特別番組として2度放送されたり、ビデオ作品として発売されたことがあるのだけど、テレビシリーズの復活は初めてのこと。モロボシ・ダンや友里アンヌが出演しない点が残念だけど、秋からの放送が楽しみなのだ。ちなみに、冒頭で紹介した「祝！40周年記念　ウルトラセブン大賞」授賞式のもようは、7月31日にCSファミリー劇場で放送されるので、シリーズ放送まで待てない方はぜひ。