18倍ズーム機や1200万画素機など、富士フイルムが新「FinePix」。

2007/07/26 22:01 Written by コ○助

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草創期にはカシオ計算機と並び、デジタルカメラのパイオニア的存在だった富士フイルムも、後発のメーカーが投入するライバル機に打ち勝つことができず、徐々に市場シェアが減少。コンパクト型のデジタルカメラではトップ5(キヤノン、松下電器産業、カシオ計算機、ソニー、オリンパス)からも漏れ、近年は苦戦を強いられてきたなりよ。

でも、2005年頃から徐々に「富士フイルムらしさ」のある製品が消費者に受け入れられるようになり、昨年はイメージキャラクターに蛯原友里を起用したのも大当たり。ほかのメーカーに先がけて、今のトレンドでもある「顔認識機能」を採用するなど、ここ1〜2年は非常に存在感を見せつけているなりね。一時の低迷期は完全に脱した印象なり。

そんな富士フイルムが今年の秋モデルとして投入する「FinePix」の新モデルは、18倍ズーム機や1200万画素機など、ライバルの製品にも全く引けを取らない魅力的な製品。どのような製品なのかスペックや特徴を簡単にまとめておくなりね。

◎「FinePix S8000fd」(富士フイルム製)
・1/2.35型の800万画素CCDを搭載。
・光学18倍ズームレンズを搭載。
・CCDシフト式手ブレ補正機能を搭載。
・2.5インチの23.5万画素低温ポリシリコンTFT液晶を搭載。
・顔検出機能の「顔キレイナビ」を搭載(最大10人まで検出)。
・内蔵メモリは58MB。
・外部メモリはSDHC/SDメモリーカードとxDピクチャーカード。
・単3電池4本で駆動。
・価格はオープンプライス(5万円前後)。

◎「FinePix F50fd」(富士フイルム製)
・1/1.6型の1,200万画素スーパーCCDハニカムVII HRを搭載。
・光学3倍ズームレンズを搭載。
・CCDシフト式手ブレ補正機能を搭載。
・2.7インチの23万画素TFT液晶を搭載。
・顔検出機能の「顔キレイナビ」を搭載(最大10人まで検出)。
・内蔵メモリは25MB。
・外部メモリはSDHC/SDメモリーカードとxDピクチャーカード。
・本体色はブラックとシルバー。
・価格はオープンプライス(4万5000円前後)。

◎「FinePix Z100fd」(富士フイルム製)
・1/2.5型の800万画素CCDを搭載。
・光学5倍ズームレンズを搭載。
・CCDシフト式手ブレ補正機能を搭載。
・2.7インチの23万画素TFT液晶を搭載。
・顔検出機能の「顔キレイナビ」を搭載(最大10人まで検出)。
・内蔵メモリは54MB。
・斜めにスライドするレンズバリアを採用。
・外部メモリはSDHC/SDメモリーカードとxDピクチャーカード。
・本体色はンク、シルバー、ホワイト&ブラック、ブラウン。
・価格はオープンプライス(4万円前後)。

24日に松下電器産業が光学18倍ズームレンズと顔検出機能を搭載した「LUMIX DMC-FZ18」を発表したばかりなりが、「FinePix S8000fd」は機能、価格とも真正面からぶつかる機種なりよ。「FinePix F50fd」は、最近のコンパクト型のデジカメ最上位機種では当たり前のようになってきた1,000万画素オーバーの機種。同性能の製品はカシオ計算機が「EXILIM ZOOM EX-Z1200」松下電器産業が「LUMIX DMC-FX100」などが投入しており、機能的にはほぼ横並びといった感じなり。この調子だと、年内にはさらなる画素数アップ、1,300〜1,400万画素クラスの製品も出てくるかもしれないなりね。

富士フイルムは一部機種でしかxDピクチャーカードとSDカードのマルチスロットを搭載していなかったなりが、今回の3モデルはすべて両カードに対応。xDピクチャーカードにこだわってきたことが結果として裏目に出てしまい、消費者が手を出しにくい製品になっていた反省を踏まえ、SDカードも積極的に採用する方針になったなりね。

高機能化の続くデジタルカメラなりが、ここまでの機能が揃っていれば使い勝手でそう不満を覚えることもないはず。そろそろ買い換えを検討していた人は、富士フイルムの新モデルもぜひ選択肢に加えてくださいませ。

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