「iPhone」契約数が予想を大幅に下回る、発売2日間で146,000台。

2007/07/26 09:25 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


6月29日の米国発売日には、その過熱する争奪戦の様子が日本のニュースでも大きく取り上げられたアップルの「iPhone」。表面からボタン類をできる限り排除し、タッチスクリーンによるクールな操作を実現した「iPhone」は、1月の「Macworld Conference & Expo/San Francisco 2007」で正式発表されて以来、世界中のガジェット好きを熱狂させてきたなりよね。日本では発売されていない&携帯電話としては使えない「iPhone」なりが、個人で輸入をして、ブログでレビューを書いている熱心なファンも見かけるほどなりよ。

そんな「iPhone」、当初は「完売の店舗が相次ぐ」といった話題を目にすることが多かったなりが、実際にはそこまで契約数は伸びていないそう。「iPhone」の契約ができる唯一の携帯電話キャリアであるAT&Tが発売2日間の契約台数を発表したなりが、その数が14万6000台だったなりよ。事前の感触では、発売直後の3日間で30万〜70万台は契約するだろうという声が大勢を占めており、通信業界に詳しいアナリストも「(発売2日間に限定した場合)少なくとも25万台の契約が予想されていた」(共同通信より)と、少し肩透かしを食らったかのような雰囲気になっているなりね。

思ったほど契約数が伸びていない原因はいくつかあるなりが、ひとつは転売目的で「iPhone」を購入し、「購入しても契約しない」ユーザーが相当数いること。米国最大のオークションサイトである「eBay」を覗いてみると、「iPhone」の出品数が数千台レベルでズラリと並んでいるなりよ。魅力的な製品が発売されると、必ず転売屋が現れ、本当に欲しい人のもとにはなかなか届かない。日本でも米国でも、同じような状況になってしまっているなりね。

また、もうひとつは発売直後、「iPhone」を使える状態にするアクティベートの作業をする際に、AT&T側のサーバにアクセスが集中してズムーズにアクティベートできない状況を生んだことが購入者の怒りを買い、ブログなどでの報告が相次いでしまったこと。これにより、しばらくフィーバーが収まるまで様子見をしよう、という消費者が出てきてしまっているとも考えられるなりよ。

立ち上げは少し鈍い出足になってしまったなりが、製品としての魅力は誰もが感じているところ。これから「iPhone」がどの程度の売り上げを見せ、本当の意味での「ヒット商品」になっていくのかどうか、注目なりね。ちなみに日本での発売時期は、発売する予定があるのかどうかも含めて、依然として未定のままなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.