マクドナルドがカフェ業態に参入、8月から首都圏を中心に15店展開へ。

2007/07/12 23:56 Written by コ○助

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1996年にスターバックスコーヒーが日本に参入したのを機に始まった日本のカフェブームも、11年の月日を経て出店攻勢や新規参入が一段落。各社ともほぼ横並びのサービスから、それぞれより個性を先鋭化させることで、この競争を生き抜こうとあの手この手の戦略を打ち出しているなりよね。2000年代に入ってから参入した後発チェーンの中にはすでに苦戦を強いられているところもあるなど、カフェ業界は厳しい競争が繰り広げられているなりが、まだまだ成長できる市場として、いくつもの企業が虎視眈々と参入のタイミングをうかがっているなりよ。

そこに、ついに外食産業の超巨人が動きを見せてきたなり。日本マクドナルドが初めて手がけるカフェ業態「McCafe(マックカフェ)」を引っさげ、8月29日からカフェ業界に参入することになったなりよ。スタート時点では収益が伸び悩んでいる首都圏の小規模店からの業態転換10店舗と、既存のマクドナルドに併設するカタチでオープンする5店舗の計15店舗となるなりね。

8月29日に一斉オープンする「McCafe」の主な店舗は次のとおり。

・恵比寿ガーデンプレイス店(東京都渋谷区)
・常陸太田フェスタ店(茨城県常陸太田市)
・四街道長崎屋店(千葉県四街道市)
・しいの木台リブレ京成店(千葉県柏市)
・毛呂山ライフ店(埼玉県入間郡)
・南古谷ベルク店(埼玉県川越市)
・戸田ライフ店(埼玉県戸田市)
・新宿ハイジア店(東京都新宿区)
・東京海上ビルディング店(東京都千代田区)
・大鳥居駅前店(東京都大田区)
・立川駅南口店(東京都立川市)
・相模原トイザらス店(神奈川県相模原市)
・三宮センター街店(兵庫県神戸市)
・他 2店舗

コーヒー関連のメニューは、既存のマクドナルドではアイスコーヒー、アイスカフェオーレ(チルドカップ)、ブレンドの3種類のみ。「McCafe」で提供されるメニューの詳細はまだ明らかにされていないなりが、カフェを標榜し、スターバックスコーヒーなどと真正面から競合することを考えれば、ある程度コーヒー豆にもこだわったカフェラテやエスプレッソなども提供されそうなりよ。プレスリリースでは、「ユニークなメニューを提供する」と予告もされているなりね。

「お得感のある価格帯でメニューをそろえ、お一人や少人数でのご利用はもちろん、家族連れの方もご利用いただける、これまでにない新しいカフェを目指しております」(日本マクドナルドより)という「McCafe」。スターバックスを始めとする海外からやって来たカフェチェーンは総じて高級志向を鮮明に打ち出したことで成功しているだけに、「お得感のある価格」に使命感を持ち続けるマクドナルドのカフェ業態が必ずしも成功するとは限らないなりよ。既存店に併設という、少し中途半端な立ち上げ方の店舗があるのも心配なところなりよね。果たして「McCafe」は全国へと飛び出すことができるのか。まずはその目で確かめるべし。

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