吉本興業が小室哲哉との契約を解除、在籍6年間でヒット曲なく。

2007/07/10 14:31 Written by コ○助

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1990年代後半にミリオンセラーを連発、稀代のヒットメーカーとして一世を風靡した小室哲哉も、最近はあまり良い話題はなし。メイン活動のひとつであるglobeもマーク・パンサーの怪しい商売や、「結局YOSHIKIはどうなったのか」が話題になる程度と、全盛期を知るファンにしてみれば寂しい状態が続いているなりよね。今もまだ細々と音楽活動は続けているものの、一般的にはもうすっかり「過去の人」と言われても仕方がないような現状なり。

そして、この低迷状態に追い打ちをかけるように、所属事務所の吉本興業が6月いっぱいでマネジメント契約を解除したことが明らかとなったなり。吉本興業は「契約満了」に伴い円満な形で契約を終了したと説明しているなりが、在籍6年の間にコレといったヒット曲を生み出すことができなかったことを考えれば、事実上の「解雇」と見るのが自然なりよ。音楽活動の後ろ盾を失った小室哲哉が、さらなる窮地に追い込まれたのは想像に難くないなり。

参考までに、吉本興業に所属した2001〜2007年まで、具体的にどのような活動をしていたのかを見ておくと。

◎小室哲哉の活動(2001〜2007年 Wikipediaより)
2001年 factory ORUMOKから吉本興業に移籍
2001年 DJ DRAGON、原田大三郎とともに「GABALL」結成
2001年 アニメ「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」の音楽を担当
2002年 トランス・イベント「SHYNTHESIZED TRANCE」を主催
2003年 CAT・ミュージックカレッジ専門学校の名誉校長に就任(〜3年間)
2004年 Jリーグの大分トリニータのスーパーバイザーに就任
2004年 TM NETWORKデビュー20周年ライブ
2004年 globe結成10周年記念ツアー
2006年 コラボ企画「TKプロジェクト ガチコラ」で11組の芸人に楽曲を提供
2007年 Kimeruの「with you」をプロデュース
2007年 尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科特任教授に就任

この6年間はそれほどプロデュース業に精を出していたわけでもなく。純粋な音楽活動という意味では、2004年の「TM NETWORKデビュー20周年ライブ」と「globe結成10周年記念ツアー」が最もそれらしい活動だったと言えそうなりよ。あれだけ輝いていた時代があるだけに、ちょっと悲しいなりね……。

一方、こうした活動の裏で伝えられたのは「借金地獄」「スポンサー料滞納」「資産売却」などの金銭にまつわる窮状の噂。その発端となったのが、全財産をつぎ込んで香港で設立した音楽会社「Rojam」だったなりよ。一説には同社の事業失敗により、70億円もの損失を被ったとも言われているため、その後飛び出してくるのは「2億5000万円の愛車(ベンツ)や海外の不動産を売った」「大分トリニータのスポンサー料7000万円を滞納」など、困窮の様子を伝える話題ばかり。結局、これが小室哲哉のイメージを悪くし、仕事も減り……と、負のスパイラルにハマり込んだ要因となってしまったわけなり。

果たして小室哲哉はこのまま朽ちてしまうのか。そして、次はどの事務所に移籍することになるのか。今後の動向から目が離せないなり。

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