1端末で2つの番号が使えるドコモの「2in1」、総務省は1契約と判断。

2007/07/03 14:55 Written by コ○助

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「そろそろ反撃してもいいですか?」のコピーと、8人の人気タレント(浅野忠信、長瀬智也、妻夫木聡、瑛太、吹石一恵、土屋アンナ、蒼井優、北川景子)と共に、5月から「ドコモ2.0」のプロモーションを展開しているNTTドコモ。その内容を巡り、ネットを中心に賛否両論が巻き起こっているのは、もうすでに皆さんもご存知のとおりなりよ。否定的な意見が出ている理由は「2.0という表現がダサい」「高いギャラのタレントを揃えるなら通話料下げて欲しい」などさまざまなりが、その批判の対象のひとつに、「ドコモ2.0」の核となるサービスでもある「2in1」があるなりね。

「2in1」は、1つの端末に、2つの電話番号とメールアドレスなどを利用できるサービス。番号ポータビリティで「一人負け」してしまったNTTドコモが、一気に倍の契約数を稼げる「秘策」として投入したサービスなりよ。「プライベート用」と「仕事用」の使い分けが1つの端末でできるようになるなど、ユーザーにとっては非常に利便性の高いサービスなりね。

ただ、この「秘策」に対し、主にほかのキャリアのユーザーから「姑息だ」「強引すぎる」との批判的な声が殺到。「2in1」のサービスの中身云々ではなく、NTTドコモの戦略が批判されるケースが目立っていたなりね。また、NTTドコモは「2つの電話番号=2契約」と捉え、auやソフトバンクは「1つの端末=1契約」と捉えているため、契約数のカウント方法の見解に大きな相違が発生。契約数と、それをもとにした市場シェアは、広告宣伝の上でも非常に重要な数字となるため、auやソフトバンクはNTTドコモのカウント方法に異議を唱え、総務省に見解の統一の要望を出していたなりよ。

そして、検討を重ねて総務省が出した結論は……「『2in1』は1契約である」という判断。まあ普通の感覚で考えれば妥当な判断といったところなりか。ただし、NTTドコモの思惑は大きく外れ、「ドコモ2.0」の核となる戦略が揺らぐことになったのは、言うまでもなさそうなりね。

皆さんは「2in1」契約数のカウント方法、NTTドコモの判断と、au&ソフトバンク&総務省の判断と、どちらが妥当だと思うなりか?

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