「パない」「ざっぱ」「オケる」「仲仔」―若者言葉は日々進化しており、30代のぼくには会話を聞いていても理解できない部分が出てくる。言葉が通じないという、かつての日本人が外国人に対して抱いていたような恐怖感からか、若者たちの意味不明な略語などに嫌悪を感じている人も少なくないという。

ぼくが数年前にタウン誌を開いて驚いたのが、「TDL」。元となるものがどこにも表記されておらず、さらにTDLのことについて書かれている記事ではなかったため、東京ディズニーランドを表していることに気づくまで数分かかってしまった。ティーン誌やファッション誌などではいちいちカッコを付けて説明してくれないので、ある程度の知識が必要となっているようなのだ。

とはいえ、世間に認められた略語もたくさんあり、テレビ（テレビジョン）やスーパー（スーパーマーケット）をはじめ、コンビニ（コンビニエンスストア）、インフラ（インフラストラクチャー）、セクハラ（セクシャルハラスメント）など比較的最近のものも辞書に掲載されている。また、エアコン（エアーコンディショナー）、リモコン（リモートコントローラー）、団地（集団住宅地）、サラ金（サリーマン金融）など、元の語よりも略語のほうが有名になっているものもあるのだ。

こうした略語は世相も表しており、言語感覚を判断する基準ともなっているのだとか。日刊ゲンダイでは、「情報年齢」が分かるとして問題を掲載しているで、挑戦してみてはいかが？　問題3と12は答えが2つあり、両方正解で○、片方では△だそう。

1. チデジ
2. マンキツ
3. マツケン
4. ツンデレ
5．マツジュン
6. ディーエス
7. ラブカジ
8. オリラジ
9. ハナダン
10. ホマキ
11. バーキン
12. ハマショー

※解答は下記にあり

「正解率7〜8割で合格、半分以下は時代に取り残されている」ということで、ぼくも挑戦してみたのだけど、正解率は約8割。なんとか面目は保ったのだ。問題3と12は片方ずつしか分からなかったのだけど、ぼくが答えたのは日刊ゲンダイいわく30代以上の人が答えるほうだったみたい。たしかに30代だから文句はないけど……。もっとやってみたい！という人は、「検定ごっこ」というサイトに「略語検定」が用意されているので、ぜひ挑戦を。

ちなみに、冒頭の略語の意味は、「半端じゃない」「大雑把言うと」「カラオケに行く」「親友」だそう。


※略語テストの回答
1. 地上デジタル放送／2. マンガ喫茶3.／松平健 or 松山ケンイチ／4. 普段はツンツンしている女性が、男性と2人きりになるとデレデレする様子／5. ジャニーズ「嵐」のメンバー松本潤／6. ニンテンドーDS／7. ラブリーカジュアル／8. オリエンタルラジオ／9. 「花より男子」／10. 堀北真希／11. バーガーキング／12. 浜田省吾 or 浜田翔子