アジア杯日本代表候補発表、海外組は中村俊輔選手と高原直泰選手。

2007/06/18 22:46 Written by コジマ

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いよいよ来月7日に始まるアジア杯。アジア地域の最強チームを決定する選手権であるとともに、2009年に南アフリカで行われるコンフェデ杯への出場権がかかっている大会でもあり、W杯の序章とされているのだ。

第14回となった今回は、大会史上初となるインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの4カ国で共同開催されるのだけど、今大会に限って前回優勝国の本大会への自動的な出場権がなく、日本代表は00年のレバノン大会以来となる予選を奮戦。グループAでサウジアラビアとともに予選を突破したのだ。

本大会1次リーグではベトナム、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)と同じグループBを戦うこととなった日本代表。初戦は7月9日のカタール戦なのだけど、大会を戦う代表候補選手が発表された。当初は代表23人と補欠7人を発表する予定だったものの、本登録の締め切りが7月5日に延びたために代表候補30人の発表となったのだ。

【GK】
川口能活(磐田)/楢崎正剛(名古屋)/西部洋平(清水)/川島永嗣(川崎F)
【DF】
中沢佑二(横浜)/坪井慶介(浦和)/田中マルクス闘莉王(浦和)加地亮(G大阪)/駒野友一(広島)/水本裕貴(千葉)
【MF】
中村俊輔(セルティック)/橋本英郎(G大阪)/遠藤保仁(同)/家長昭博(同)/羽生直剛(千葉)/山岸智(同)/水野晃樹(同)/中村憲剛(川崎F)/鈴木啓太(浦和)/阿部勇樹(同)/今野泰幸(東京)/伊野波雅彦(同)/太田吉彰(磐田)/本田圭佑(名古屋)
【FW】
高原直泰(フランクフルト)/播戸竜二(G大阪)/巻誠一郎(千葉)/前田遼一(磐田)/佐藤寿人(広島)/矢野貴章(新潟)

キリン杯でモンテネグロ戦とコロンビア戦を戦ったメンバーのほか、GKは西部選手、DFは代表復帰となった闘莉王選手と加地選手、MFは伊野波選手、太田選手、FWは前田遼一選手が追加され、海外組からは前大会MVPの中村俊輔選手、高原選手。前大会で中村俊輔選手とともにベスト11に選ばれた川口選手と中澤選手も選ばれているのだ。

U-22日本代表として五輪アジア2次予選を戦ったの水本選手、家長選手、水野選手、本田圭佑選手、伊野波選手など、若い力とともにキリン杯で左内転筋痛のために離脱した坪井選手も入っているものの、清水エスパルスの青山直晃選手と追加招集されたフランクフルトの稲本潤一選手、来期の所属チームが不明確なバーゼルの中田浩二選手は見送られたのだ。

イビチャ・オシム監督は、大会開始直前までリーグ戦をしているJリーグに対して不満を漏らし、「日本がタイトルを取れない理由を1000個挙げることもできる」(サンケイスポーツより)と批判していたのだけど、今回のメンバーについては「スペシャリストとポリバレント(複数の役割をこなす)な選手が混じっている」(同)と自信のコメントをしていた。心配だった闘莉王選手のケガも比較的軽症だったようだし、あとは今月25〜27日行われる短期合宿で23人に絞るだけなのだ。

それにしても、現在17位の千葉からG大阪と同じ最多5人も選ばれている点に、不満を持つファンも少なくなさそう。逆に、4位の鹿島や6位の柏からは1人も選ばれていないのだ。

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