日本進出はある? 米大手オーガニック・スーパーが英国に第1号店。

2007/06/11 13:03 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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1978年のテキサス州オースティン。当時25歳だった大学中退の男性と、その21歳のガールフレンドがオープンした、小さなオーガニックストアがありました。家族や友人から借金をして開業したこのお店は、その2年後に「ホール・フーズ・マーケット」と名称を変え、さらに数年後には、ナチュラル派食材店としてはまだ珍しかったチェーン店に成長。さらに今年2月には競争相手の「ワイルド・オーツ・マーケッツ」を買収。全米最大のオーガニック専門スーパー企業となりました。

同店はセントルイスにも店舗があります。値段は高めですが固定ファンが多く、とある日本人の友人は片道30分の運転をしてまで、毎週数回足を運んでいるほど。店内限定のブランド食品は全てナチュラル、オーガニックを徹底。ナッツやオーツ入りのディスペンサーが並んだコーナーでは、自分のカスタマイズ・シリアルがミックスできたり、ピーナッツをその場で挽いて新鮮なピーナッツバターが作れたり、と楽しみながら買い物が出来るのも魅力です。さらに魚介類が新鮮で、お刺身で食べられるマグロなどを置いてあり、日本人には嬉しい限りです。あ、あと豆腐製品も多い。

さて、この「ホール・フーズ・マーケット」がこのたび、英国に進出したというニュースが。個人的な観察からですが、健康食品に関しては米国人よりも志向が高い感のある英国人。同企業では英国での大きな事業展開を目指しているそうで、将来40店舗の出店を計画しているとか。

それにしても健康食品に対する興味なら、英米両国に負けない日本の食文化。果たして同スーパーがアジア進出を狙っているかどうかは判りませんが、もしかしたら東京辺りに近い将来第一号店が登場するかもしれませんね。

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