次のブームはどこ? ブレイクしそうな「ご当地ラーメン」ランキング。

2007/06/10 22:41 Written by コジマ

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いまや日本の国民食となっているラーメン。中華料理店やラーメン専門店、昔懐かしい屋台などそのバリエーションはとても豊富なのだ。その中でも、1980年代から各地独自のものが「ご当地ラーメン」として注目されるようになり、たっぷりの炒めた野菜やみそ味が人気の「札幌ラーメン」(北海道)、たくさんの叉焼としょうゆスープが特徴の「喜多方ラーメン」(福島県)、豚骨スープと細くて硬いストレートめんで知られる「博多ラーメン」(福岡県)が「日本三大ラーメン」と呼ばれるようになったのだ。

その後も新たなご当地ラーメンが注目されていき、旨みのあるしょうゆ味の「東京ラーメン」(「荻窪ラーメン」「恵比寿ラーメン」)や、香ばしいマー油や揚げニンニクが特徴の「熊本ラーメン」、ラードを使ったしょうゆ味が人気の「旭川ラーメン」(北海道)、小魚+鶏ガラスープと食べ応えある平打ちめんの「尾道ラーメン」(広島県)、濃厚な豚骨しょうゆ味というジャンルを確立した「和歌山ラーメン」などが、大都市に進出しているのだ。

それでもまだまだその土地でしか食べられないラーメンも多く、ぼくは旅行する際の楽しみの1つにしているほど。東京に進出している店でも本店のほうがおいしかったりと、新たな発見もあるのだ。

こうしたご当地ラーメン、次にブレイクするのはどこのものなのか。昨年にご当地ラーメンの人気ランキングを発表したgooが、全国の男女1094人を対象に「これからブレイクしそうなご当地ラーメン」を調査したのだ。

1位に選ばれたのは、「沖縄そば(ソーキそば)」。どちらかというとうどんに近い印象があるのでご当地ラーメンに入るのかは微妙なところだけど、最近はつなぎに中華めんと同じかん水を使っている場合が増えているのだそう(伝統的にはガジュマルなどの灰汁を使用)。豚の三枚肉やあばら肉を煮たラフテー、ソーキなどが乗り、カツオや昆布を使ったダシは独特の味。ぼくは沖縄そばが食べられる店が少なかった高校生時代、東京・新宿にある沖縄そば専門店「やんばる」によく食べに行っていたのだ。沖縄そばの中でも、「八重山そば」(八重山諸島)や「宮古そば」(宮古島)などの「ご当地そば」がある。

2位は、博多ラーメンと同じ福岡市の天神が発祥の「焼きラーメン」。焼そばと同じ方法でめんと具を炒め、煮詰めた豚骨スープとソースで味付けするものなのだ。全国的には、永谷園が発売している「博多屋台風 焼きラーメン」で有名になっている。ぼくは永谷園のものしか食べたことがないのだけど、ぜひとも天神に行って本場の味を楽しみたいのだ。ちなみに、ラーメンチェーンの「花月」では、「裏メニュー」として焼きラーメンが提供されている。

3位は山形県発祥の「冷やしラーメン」、4位はあっさり味の「釧路ラーメン」が選ばれている。真っ黒で味も濃いスープが特徴で、ぼくが最近気になって仕方ない「富山ブラック」は19位にとどまったのだ。

このほか、名産の辛味噌を使った「仙台ラーメン」や、「横手焼きそば」と並んで秋田県横手市が誇る「十文字ラーメン」、愛知県では「台湾ラーメン」を脅かすほどの人気となっている栄養満点の「ベトコンラーメン」(ベスト・コンディション・ラーメン)、山形県からは、濃厚な味噌味がの若者の心をとらえている「赤湯ラーメン」(南陽市)と、鳥そばを中華めんで作った「鳥中華」(天童市)など、耳慣れない名前も挙がっている。うーん、全部食べてみたいのだ。


☆これからブレイクしそうな「ご当地ラーメン」ランキング(goo調べ)

1. 沖縄そば(ソーキそば) 沖縄県
2. 焼きラーメン 福岡県
3. 冷やしラーメン 山形県
4. 釧路ラーメン 北海道
5. 油そば 東京都
6. 鍋焼きラーメン 高知県
7. 仙台ラーメン 宮城県
8. サンマーメン 神奈川県
9. 台湾ラーメン 愛知県
10. 十文字ラーメン 秋田県
11. ベトコンラーメン 愛知県
12. 赤湯ラーメン 山形県
13. 宮崎ラーメン 宮崎県
14. 八王子ラーメン 東京都
15. 鳥中華 山形県
16. 津軽ラーメン 青森県
17. 笠岡ラーメン 岡山県
18. 天理ラーメン 奈良県
19. 富山ブラック 富山県
20. 竹岡ラーメン 千葉県

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