オランダの学生、卒業プロジェクトに「粉末アルコール」を開発。

2007/06/08 14:01 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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オランダはアムステルダム。ここから車で1時間ほど離れた場所にある "Helicon Vocational Institute" という技術学校で、今後アルコール業界を賑わすであろう、画期的なアイテムが誕生したそうです。それは、

粉末アルコール飲料。

考えてみると、今までなかったなぁ……(感心)。同校の最上級生であるヘルム・ヴァン・エルダレンさんとその同級生4人は、卒業プロジェクトの一環としてこの製品を開発。早速商品化して「Booze2Go」という名前で売り出すことにしたとか。1袋20グラム入りで、水を注ぐとライム味の炭酸アルコール飲料が出来上がるということです。気になるアルコール度数は3%と、米国のライト・ビールと同じくらいでしょうか。

興味深いのが、この新製品の法的スタンス。詳しいことは判らないのですが「液状でない」という理由から、オランダの法律では「お酒ではない」と見なされるのだそうです。ということは第一に酒税がかからない。さらに未成年にも販売が出来るらしい。

同国で飲酒が認められているのは16歳から。それからさらに若いティーンや子供にも、合法的に売りつけられる! ということで、開発者の学生たちは消費者ターゲットの広がりに喜んでいるそうなんですが……。えーっと、倫理的なことはどうでもいいのか(笑)? そんなの即効で、どこかから文句つけられると思うんだけど……。

まあ、今回の開発がとても画期的なのは事実。形状が持ち運びには楽だし、キャンプや山登りなどに役立ちそう。今後はワインやビール、スピリット系のお酒も粉末になってくれれば、利用者が増えるかもしれませんね。

もちろん飲酒年齢はガッツリ守って、の話ですが。

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