ボクシング亀田戦での疑惑判定、世界バレー女子での不可解なMVP選出（6位の日本から選出）、昨年の大晦日に行われたK-1秋山成勲選手のヌルヌル問題、HERO'S中継時の掲示板書き込みねつ造など、TBSが絡んだスポーツイベントは異常続き。ネットを中心にした視聴者の怒りは頂点を超え、呆れ模様となっているなりが、またしてもTBSが信じがたい不祥事を起こしたなりよ。主催および中継しているイベントに絡むことではないなりが、同じスポーツの枠組みで、今度は「ハニカミ王子」こと石川遼選手に対する盗聴工作が明らかになったなりね。

この問題を報じているのはニッカンスポーツ。TBSのお昼の情報番組「ピンポン！」のディレクターが3日の夕方、関東アマチュアゴルフ選手権で石川選手と同組でプレーする広田文雄選手の自宅に電話をかけ、プレー中の石川選手の「ナマ声」を録るためにピンマイクを付け、TBSが想定する質問をして欲しいとの依頼をしたというなりよ。その見返りとして謝礼を支払うとも。ただ、広田選手は「もちろん断りました。私も競技者です。ばかにするにも程があります」と激怒。また、もしディレクターから謝礼が支払われていたら、金銭の授受を禁じたアマ規定に抵触する可能性もあったなりね。

これだけでも非常識極まりない取材活動なりが、このほかにも「キャディーバッグを運ぶカートにマイクをセットするようKGAの加藤重正事務局長に要求（※KGA＝関東ゴルフ連盟）」（ニッカンスポーツより）したり、番組は異なるなりが、TBSの報道番組「イブニング5」が主催者に無断でプレー中のコース上空をヘリコプターで飛ぶなど、暴挙を連発。関係者は一様に激怒しているというなりよ。

ニッカンスポーツの報道を受け、6日に放送された「ピンポン」では、番組冒頭で司会者の福沢朗アナウンサーが涙を浮かべながら謝罪をしたなり。TBSはスポーツ絡み以外でも情報番組「朝ズバッ！」での不二家をめぐる虚偽報道、「サンデージャポン」での仕込み街頭インタビュー、「SASUKE」や「第二週刊アサ（秘）ジャーナル」での出演者事故など、次から次へと不祥事を重ねている中での、また新たな不祥事。TBSが真っ当なテレビ局に戻る日は来るなりかねぇ……。