米国で売られた「あんこう」の切り身にフグが混入、FDAが調査に。

2007/06/01 13:35 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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なんとも怖いニュースを耳にしてしまいました。くせのない味の上、調理すると独特の歯ごたえ生まれ、欧米人の間でも珍しい高級食材として扱われる「あんこう」。英語では「モンクフィッシュ」、「アングラーフィッシュ」と呼ばれています。

この「あんこう」の切り身を購入し、スープにして食べたというシカゴ在住のとある2人。その直後に体の痺れ、呼吸困難など、体の不調を訴え病院に駆け込んだそう。そこで彼らは、なんとフグが体内に持っている「テトロドトキシン」による食中毒だったことが判明したのです。

直後から米国食品医薬品局(FDA)が調査にあたり、その「あんこう」だと思われた魚が本当にはフグだったことを確認。全米に向けて「アンコウ」を食べないよう、呼びかけました。なんでも、この魚は中国から輸入された冷凍品。昨年の9月に中国から22ポンド(約10キログラム)入りの箱詰め状態で、合計300箱近くが米国に持ち込まれたそうです。今のところ判っているだけで、これらはイリノイ、カルフォルニア、そしてハワイの卸売り業者に売られたとか。

FDAによるとシカゴで見付かった以外にも、まだフグ肉が含まれている可能性が強いとのこと。とりあえず当分米国内では「あんこう」料理は食べないのが正解でしょうねぇ。とりあえず、中国の同じ業者が日本にもこの魚の輸出を行っていないことを祈るのみです。もし万が一のことが怒ったら、「あん肝」好きなコ○助が、当分お預けを食らうことになるし……。


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