恐らく、男性（ときに女性）が生涯で最も緊張する瞬間のひとつであり、自分の思いの丈を目一杯伝える瞬間であろうプロポーズのとき。その言葉のバリエーションは人の数だけ存在すると言っても過言ではなく、言うほうも、言われるほうも幸せの絶頂を感じられること間違いないなりよね。他人のプロポーズの言葉はなかなか耳にする機会はなく、誰もが共通して思い浮かべられるのは小説やマンガ、ドラマ、映画などで描かれる甘いシチュエーション＆言葉くらいなりが、実際に結婚をした人たちが使ったプロポーズの「生」の言葉を競う（？）コンテストが開催されたなりよ。

このコンテスト「全国プロポーズの言葉コンテスト」を主催したのはNPO法人地域活性化支援センター。少子化対策と地域の活性化をテーマとする「恋人の聖地プロジェクト」の一環として、6月第1日曜日の「プロポーズ日」にちなんで開催されたイベントなりね。イベントの認知度自体がそれほど高くないこともあり、全国から寄せられたプロポーズの言葉は458作品に止まったなりが、29日に、六本木ヒルズの展望台で最も良かった作品に対する授賞式が行われたなりよ。

最優秀賞に選ばれたのは、神奈川県横浜市都筑区に住む結婚12年目の主婦・倉島和美さんが、夫の会社員・倉島顕尚さんから贈られた「今ならもれなく一生幸せ保証付きでお買い得です！」。「遠まわしのプロポーズを1か月ほど前にされていたけれど、返事を先延ばしにしていたら、この言葉を言われ……『今なら』とか『もれなく』に弱い私は、『買います!』と言ってしまいました」とのこと。そうなりか、単なるノロケにも聞こえるなりね（笑）。

ほかには「これからプロポーズの部」（未婚者が対象）と「今だから伝えたいプロポーズの部」（既婚者が対象）合わせて18作品が選ばれており、いろいろな言葉が並んでいるなりよ。その中から、印象的な言葉をいくつかピックアップしておくなりね。

◎「全国プロポーズの言葉コンテスト」の優秀作品例
・一緒にアルバムを作っていこう♪
・卵かけご飯が好きなんだ。 『きみだけ欲しい!』
・君と君の子供も俺が守るから。
・おばあちゃんとおじいちゃんになっても、手をつないでいられる二人でいようね。
・キミは僕の手をはなすな。僕はキミの愛をはなさない。
・来いや。

定番な言葉から、思わず「？」と当人たちにしか分かりにくい言葉まで。あれこれ言うのは野暮というもの、どれも素敵な言葉たちじゃないなりか。

よく、ストレートに「結婚しよう」と言われるのがシンプルで心に響くという女性の意見も聞くなりが、女性の皆さん、凝ったプロポーズの言葉とシンプルな言葉、どちらのほうが言われたら嬉しいなりか？