米ロサンゼルスの「タマちゃん」? でもこちらはちょっと危険な動物。

2007/05/28 23:12 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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2002年に東京は多摩川に現れ、その珍しさと愛らしさで話題になったのはアザラシのタマちゃん。そして海を渡った米ロサンゼルスでも、市内ハーバー地区にあるマチャド湖という場所で、とある野生動物がここ数年目撃されて話題になっていたそうです。しかしこちらの動物は、ちょっと愛らしいとはいえません。なにしろアリゲーターだったのですから(笑)。

「レジー」と呼ばれたこのワニ。最初に目撃されたのが、2005年の夏。そのころすでに6フィート(1メートル80センチ)ほどの大きさだったそうで、人々に危害を加える前に捕獲しようと市が他州のフロリダやコロラドから専門家を呼んだりもしました。しかしその時は捕まえることが出来ず、レジーもいつの間にか姿を消してしまったのです。

ところが今年の4月。またもや同湖で巨大ワニが目撃されたのです。1年半前からさらに大きくなったレジーは、いまや体長2メートル。あわわ(汗)。それから公園関係者が敷地内をくまなくパトロールし、何日もかかって居場所を突き止めたのです。そして捕獲作戦にとりかかり、24日に作業員が5〜6人でワニを取り囲み、格闘の末にレジーの口をガムテープでグルグル巻きにしました。

消防隊員らがトラックに積み込み、警察の誘導で動物園に移動されたレジーは今後、感染病などの検査のために最大数ヶ月隔離され、その後ほかのワニと一緒に飼育されるそうです。

それにしてもなぜこのレジーがマチャド湖に住み着いたのかといえば、もともとは誰かに違法で飼われていたペットが、不法に破棄された結果とのこと。ちなみに当局が捜査したところ、この飼い主は元警察官。ポリスが人に迷惑かける類の違法行為すんなよ! って感じですなぁ。

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