コンテナを組み合わせたホテルが誕生、1泊5000円で軽食付き。

2007/05/11 22:48 Written by コジマ

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輸送用の入れ物として世界で幅広く使われているコンテナ。船や鉄道、トラックと中身を出すことなくさまざまな乗り物で輸送できるため、それまでの輸送方法と比べて簡略化、低コスト化を実現したスゴイ発明なのだ。そのまま倉庫代わりになる点も便利だし。

コンテナは、輸送に耐えるために強度を高くし、耐久性も抜群。そうしたことから、1991年の湾岸戦争では換気口を開けて兵士の居住空間として利用されたほか、05年には日本の建築家である坂茂氏がコンテナを積み上げた移動仮設美術館「ノマディック美術館」を設計するなど、建築材料として注目されているのだ。

こうした中、神奈川県の新横浜にコンテナを使ったビジネスホテルが誕生したのだ。敷地面積631.41平方メートルの敷地に建てられた5階64室のこのホテル「プラザイン 新横浜」は、海外から輸入したコンテナを積み木のように組み上げたもので、部屋はシングルルームのみ(喫煙/禁煙有り)。ゆったりとしたセミダブルベッドのほか、ワイドデスクを設置。窓や空調、テレビも完備しており、LAN接続は無料と、ビジネスマンにとってそろえていて欲しい最低限の環境が整えられている。

そもそも、北米では貿易赤字からコンテナを使って輸出する機会が減り、海外から来たコンテナが大量に余るという状態にある。「プラザイン 新横浜」を手がけた加瀬倉庫は、こうした余剰コンテナを買い取って貸し倉庫業を営んでおり、さらにはコンテナを組み合わせた「貸しタイハウス」という集合住宅を発売。貸しアパートの新たなスタイルとして提案していたのだ。

今回の「プラザイン 新横浜」は、1泊5250〜5800円(1名利用)とリーズナブルで、午前7〜9時半まではパンとコーヒー、ジュースの軽食サービスも実施。横浜市営地下鉄の北新横浜から徒歩2分、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)や横浜アリーナも徒歩圏内のため、利便性も高い。ビジネスだけでなく、スポーツ観戦やライブの際に使えそうなのだ。

さらに現在、オープン記念として1泊3980円(1名利用)の特別価格を設定いる。5月20日までなので、横浜周辺に用事がある人やコンテナホテルに泊まってみたい人はお早めに。

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