三国志最大の決戦が題材、映画「RED CLIFF」の製作を発表。

2007/05/11 12:02 Written by コ○助

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これまで幾度となく映像化が試みられているものの、そのあまりに壮大なスケールから、ファンを納得させるだけの映像作品が生まれてこない三国志。コ○助も三国志を題材にした映画やドラマはできるだけチェックするようにしているなりが、2時間前後の映画にまとめようとすると駆け足になり、延々と続くドラマだと必ず中だるみしてしまう、さらには歴史大作ゆえ通常の映像作品よりも巨額の製作費が必要と、映像化にはさまざまな困難が伴う作品なりよ。そのため、「三国志を映像化したい」という希望を持つ中国出身の映画監督は多いにも関わらず、映像化の企画が出て来づらい状況になっているなりね。

でも、これだけ多くの人に愛されている作品なので、上手く映像化できれば大ヒットに繋がる可能性を秘めているのは間違いなし。もっと多くの映画監督に、果敢に挑戦して欲しい題材なりが、2年ほど前に名乗りを上げた世界的な著名監督がいたなりよ。その名はジョン・ウー監督。「フェイス/オフ」や「M:I-2」などのヒットを飛ばしたジョン・ウー監督は「ハリウッドで最も成功しているアジア系映画監督」の一人なりが、長年暖めてきた三国志の企画を2005年頃からスタートさせ、準備を進めてきたなりね。そして2007年5月10日、ついに正式な製作発表記者会見が中国・北京で行われたなり。

「RED CLIFF」と名付けられたこの映画は、魏・呉・蜀が入り交じって交戦する三国志史上最大の決戦「赤壁の戦い」を描いた作品。三国志全体からすればほんの一部のストーリーに過ぎないなりが、それでも2部に分けて公開される(第1部は2008年、第2部は2009年公開予定)など、かなりの大作になるなりよ。製作費は90億円で、日本からもエイベックスグループが40億円近く出資をしているなりね。

気になるのは、ファンがそれぞれ思い入れのある武将を誰が演じるのかということ。2005年当時は曹操役に渡辺謙、劉備役にチョウ・ユンファ、周瑜役にアンディ・ラウやジェット・リー、大喬・小喬姉妹役にコン・リーとチャン・ツィイーの名前も挙がっていたなりが、最終的にはここに名前の挙がったキャストはすべて出演しないことになったなりよ。正式発表されたキャストはトニー・レオン、金城武、ヴィッキー・チャオ、チャン・チェン、リン・チーリンと、豪華な面々には違いないなりが、最初に広げたふろしきが大きすぎたのか、少しこぢんまりとしてしまった印象なりね。

これまでアクション映画で評価を高めてきたジョン・ウー監督が、歴史大作でどのような作品に仕上げていくのか。注目しておきたい作品なり。

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