オリエンタルランド、屋内型ディズニー施設を首都圏以外に展開へ。

2007/05/09 04:43 Written by コ○助

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1983年の開業以来、拡大を続けながら日本のトップテーマパークの地位を守り続けている東京ディズニーリゾート。この25年近くもの間、ライバルらしいライバルが現れることもなく、日本の娯楽施設の象徴として多くの人を虜にしてきたなりが、2004年度、2005年度は入場者が初めて2年連続減少となり、運営するオリエンタルランドも危機感を募らせていたなりよ。東京ディズニーリゾートと言えども、利用者からは常に変化が求められていることが浮き彫りになったなりね。

でも、一転して2006年度はディズニーシーの開園5周年イベントや新アトラクション「タワー・オブ・テラー」が人気を集め、過去最高の入場者数を記録。再び勢いを取り戻してきたなりね。参考までに、開業から昨年までの、東京ディズニーリゾート(※ここでは東京ディズニーランド+東京ディズニーシー)の入場者数をまとめておくなり。

◎東京ディズニーリゾートの入場者数
1983年度 9,933,000人←4月15日開園
1984年度 10,013,000人
1985年度 10,675,000人
1986年度 10,665,000人←1回目の前年度比入園者減
1987年度 11,975,000人
1988年度 13,382,000人
1989年度 14,752,000人
1990年度 15,876,000人
1991年度 16,139,000人
1992年度 15,815,000人←2回目の前年度比入園者減
1993年度 16,030,000人
1994年度 15,509,000人←3回目の前年度比入園者減
1995年度 16,986,000人
1996年度 17,368,000人
1997年度 16,686,000人←4回目の前年度比入園者減
1998年度 17,300,000人
1999年度 16,507,000人←5回目の前年度比入園者減
2000年度 17,300,000人
2001年度 22,047,000人←東京ディズニーシーが9月4日開園
2002年度 24,820,000人
2003年度 25,473,000人
2004年度 25,021,000人←6回目の前年度比入園者減
2005年度 24,766,000人←7回目の前年度比入園者減(初の2年連続減)
2006年度 25,816,000人←過去最高の入場者数を記録

そんな東京ディズニーリゾートにさらに利用客を呼び込もうと、オリエンタルランドが新たな施策を発表したなり。それは屋内型のエンターテインメント施設の首都圏「以外」への展開。大型の乗り物タイプのアトラクションは設置せず、食事やショッピング、ショー設備によって、長時間滞在しながらディズニーの世界に触れられる施設を予定しているというなり。独立した施設を建設するのではなく、商業ビルの数フロアを借り上げるスタイルになるため、イメージ的にはジョイポリスやナムコが手がける「ナンジャタウン」のようなものが近いのかも。

現在は候補地を選定している段階で、候補としては大阪、名古屋、福岡などが挙がっている模様。最初の施設が成功すれば、複数の都市への展開も想定していることから、将来的には東京ディズニーリゾートのサテライト施設のような役割を担うことになりそうなりね。地方に居住しているために、なかなか東京ディズニーリゾートに行くことができない人たちの関心を喚起することが狙いとなるなり。

オープンは2010年(平成22年)以降。まだ少し先なりが、どのような施設になるのか楽しみなりね。

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