米マイクロソフトとヤフーが合併交渉、急成長のグーグルに対抗へ。

2007/05/05 07:03 Written by コ○助

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これまでも大きな企業の合併や買収が繰り返されてきたネット界。今さらそこそこの企業同士によるその手の話には驚きはしないなりが、そう身構えていても驚いてしまうようなビッグネーム2社が合併交渉を始めたと、欧米の複数メディアが報じているなりよ。名前が挙がっているのは米マイクロソフトとヤフー。動画共有サービスのYouTubeや、広告企業のダブルクリックを買収するなど、急拡大を続けるグーグルに対抗するために、マイクロソフト側がヤフーに合併を打診しているようなり。

両社の合併話は、実はこれが2度目。前回は1年ほど前、合併の可能性を探っている段階で交渉が不調に終わり、破談になっていたなりよ。一部ネットメディアや経済紙などでも大きく報じられていたので、ご存じの人も多いと思うなり。そして今回が2度目の合併話となるわけなりが、現時点までにウォールストリートジャーナルやニューヨークポストなどで報じられている内容を簡単にまとめておくなりね。

・交渉はまだ初期の段階で、決裂の可能性もある。
・マイクロソフトとヤフーの対等合併ではなく、マイクロソフトのネット部門(MSN事業)とヤフーを統合、ヤフーに出資するというケースも想定している。
・MSN事業とヤフーの売上高の合計は約90億ドル(約1兆円)で、グーグルとほぼ同じレベルになる見込み。
・ヤフー創業者の一人、ジェリー・ヤン氏らヤフーの複数の幹部がマイクロソフトに強い反感を抱いているため、交渉は難航しそう。

実現するかどうかはまだ不透明ながら、役員レベルでの協議は行われている模様。ソフトウェア最大手のマイクロソフトとインターネットサービス最大手のヤフーが合併となれば、業界に地殻変動が起きるのは必至なだけでなく、当然、日本にもその影響は波及することになりそうなりよ。

ちなみに、この合併話が出た直後から、米国株式市場ではヤフーの株価が17%近くも急伸、マイクロソフトやグーグルは下落している(日本経済新聞より)なりね。投資家は、今のところヤフーにとっては好材料と判断しているようなり。

果たしてマイクロソフトとヤフーの合併話は現実のものとなるのか。今後の交渉の行方に注目なりね。

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