JR東海、超高速リニアモーターカーの営業運転を2025年に開始へ。

2007/04/26 23:54 Written by コ○助

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昭和の時代から「次世代の鉄道」として実験が続けられているリニアモーターカー。日本で研究が始まったのは国鉄時代の1962年、実際に実験線での浮上走行に成功したのは1972年と、かれこれ30〜40年も前から研究・開発が行われているなりよ。コ○助は小学生の頃、夏休みの自由研究で電磁石を使ってちゃんと浮上するリニアモーターカーの模型を作成して以来、ずっとリニアモーターカーには並々ならぬ思いを寄せてきた、昭和のリニアモーターカー好きの一人。その思いは大人になった今も変わらず、現在に至っているなりね。

そして、気が付けば時代は平成、さらに21世紀に突入。1985年の「国際科学技術博覧会」(科学博、つくば博)では展示走行、1989年の「横浜博覧会」では国内初の営業走行が行われ、双方ともに目の当たりにしたコ○助は、心底「あぁ、もうすぐリニアモーターカーの時代が来るんだ」と思ったものなりよ。ところが、待てど暮らせど実用化はされず。いまだに「次世代の鉄道」という冠が取れず、具体的な営業運転に向けての計画が動き始めることはなかったなりよね。

でも。ついにリニアモーターカー実用化に向けての動きが出てきたなり。26日にJR東海の松本正之社長が行った記者会見で、リニアモーターカーの営業運転を2025年に開始することを明らかにしたなりね。JR東海が具体的な時期に言及するのは初めてのこと。リニアモーターカーには古くから、東京と大阪を結ぶ「中央リニア新幹線」という構想があるなりが、2025年にはその一部区間となる首都圏と中京圏を結ぶ路線の開通を目指すというなり。

具体的なルートなどは未定なりが、現在実験が行われている山梨リニア実験線を活用する方針。昨年9月の段階で、この実験線を3550億円かけて延伸する計画を発表しており、JR東海が東海道新幹線の代替え路線の建設に、いよいよ本腰を入れ始めたなりね。なお、「中央リニア新幹線」を全線開通させるためには8〜10兆円規模の予算が必要とされているため、今後、JR東海は国を交えながら資金捻出の検討をすることになるなり。

リニアモーターカーが営業運転を開始するまで、あと18年。まだまだ気の遠くなるほど先の話ではあるなりが、いまから開通を楽しみに待ちたいなりね。どうかその頃まで元気でいられますように……。

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