「まったり、まったり、まったりなあ〜♪」というテーマ曲（北島三郎「詠人」）どおり、まったりとした雰囲気で和ませてくれるNHKアニメ「おじゃる丸」（教育テレビ午後6時〜6時10分）。1000年前からタイムスリップして現代にやってきた「やんごとなきお子様」ことおじゃる丸をはじめ、アオベエ、アカネ、キスケの子鬼トリオ、オコリン坊、ニコリン坊など、可愛いキャラクターたちに癒されている人も多いのではないだろうか。

そんな「おじゃる丸」も、この4月から第10シリーズに突入。まもなく放送開始10周年を迎える。これまで、声優の交代や原案者の犬丸りんの死など決して平坦な道のりではなかったけど、視聴者に支えられて放送を続けてこられた感謝を込めて、通常の放送時間である10分を大幅に拡大した50分スペシャル記念番組が放送されることになったのだ。

タイトルは「満月ロード危機一髪〜タマにはマロも大冒険」。ストーリーは、1000年前のヘイアンチョウと現代の月光町をつなぐ「満月ロード」が消滅する危機を迎え、それを防ぐためにおじゃる丸たちはヘイアンチョウより伝わる10個のタマを探す冒険に出る――というもの。居候先の親友・カズマや家来の電ボだけでなく、いつもいがみあっている子鬼トリオとも協力するそうなのだ。

また、テーマ曲として北島三郎の新曲「夢人」（作詞・作曲と編曲は「詠人」と同じ大地土子と宮崎慎二）が起用される。こちらもどんな曲なのか興味深いのだ。放送日は、5月3日の午後6時から。普段、ほのぼのまったりと暮らしているおじゃる丸たちの大冒険、これはちょっと楽しみかも。