ペットボトルよりおいしい? 緑茶の新しい飲み方「ロック DE お茶」。

2007/04/09 23:24 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


日本のリサイクル率は、59%で世界6位(2002年、経済協力開発機構調べ)。エコロジー意識の高まりにより使い捨てを避ける傾向にあり、スーパーのレジ袋有料化などで「マイバッグ」や「マイ箸」を持ち歩く人も増えているのだけど、デポジット制を採用し70%の高リサイクル率を誇るドイツと比べるとまだまだな状況。お隣の韓国にも一歩後れを取っているのだ。

こうした中、水筒(マイボトル)を持ち込んで中身を買うという新しい冷たい緑茶の飲み方を提案するサービスが、4月10日から始まる。中身に入るのは濃いめの熱い煎茶を氷で冷やしたもので、その名も「ロック DE お茶」。先行して6日からサービスを行っている東京・青山の「表参道 Tea-Tsu」など、全国の日本茶カフェ・日本茶専門店130店舗の店頭で、有料で「給茶」してもらえるのだ。

Business Media 誠の記事によると、「ロック DE お茶」を試飲した人たちが口々に「おいしい」「甘い」などと絶賛しており、「ペットボトルのお茶は飲めなくなる」という意見も聞かれたのだとか。値段は店によって異なり、「表参道 Tea-Tsu」では360ミリリットル280円。100円台で提供する店もあるとのこと。

以前は面倒臭さとオシャレでないことから、水筒を持ち歩くことに抵抗を持っている人が多かったのだけど、スターバックスコーヒーの「タンブラー」などの普及により、バッグに飲み物の容器を忍ばせている人が増えてきている。今回のサービスは、コーヒーや紅茶を中心に象印マホービンが展開していたマイボトル持参企画「どこでもカフェ」と全国茶商工業共同組合連合会(全茶連)がコラボレーションしたことにより実現したのだけど、象印によると「給茶スポット」に持ち込むのは同社製の水筒でなくてもOKだそう。スタバの「タンブラー」でもいいのかな。

「ロック DE お茶」は、家庭でも簡単にできることをアピールしているように、ペットボトルで緑茶の売り上げが伸びているにもかかわらず低迷している茶葉の素晴らしさを広めようと始まったキャンペーン。エコロジカルな側面は後付けのようだけど、環境によい行動であることには変わりないのだ。ぼくはお茶をたくさん飲むので、空きペットボトルがすぐ増えてしまう。きょうから「ロック DE お茶」を試してみようかな。

ちなみに、「ロック DE お茶」の“おうちレシピ”は以下の通り。

1. 8gの煎茶(深蒸し茶がオススメ)を急須に入れる
2. 80℃のお湯を150cc程度急須に注ぐ
3. 通常より長め(1分間)に蒸らす
4. 氷を8〜9個入れたグラスにお茶を注ぐ

お湯の適温は茶葉の種類によって異なり、玉露なら60℃、番茶、ほうじ茶、玄米茶なら95℃だそう。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.