『サージェント・ペパーズ』をオアシスらがカバー、40周年特別番組で。

2007/04/09 21:25 Written by コジマ

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ビートルズの8枚目のアルバムとして、1967年6月1日にリリースされた『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。“最初のコンセプト・アルバム”といわれ、ビートルズの評価を一気に高めた作品なのだけど、子供の頃大好きだった「グッド・モーニング・グッド・モーニング」や「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」、逆に子供の頃大嫌いだった「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」など、魅力的な曲が多く収録されているのだ。タブラやシタールなどのインド楽器を使った「ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー」など、時代を反映しているのも面白いし。

今年はその『サージェント・ペパーズ』が世に送り出されて40周年を迎え、それを記念して英ラジオ局BBCラジオ2が6月2日に2時間の特別番組を放送する。それだけでもこのアルバムが英国でいかに重要視されているかが分かるのだけど、さらに番組中、オアシスやいまが旬のミュージシャンらが参加したスペシャル・セッションが放送されるのだ。

いまのところ明らかになっている参加者は、オアシスのほか、トラヴィス、ザ・キラーズ、レイザーライト、カイザー・チーフス、ジェイムス・モリソン、ザ・フラテリスの7組。このUKロック・シーンの顔たちが、当時の機材である4トラックのテープレコーダーを使って『サージェント・ペパーズ』を甦らせるのだ。しかも、ビートルズのレコーディング・エンジニアとして同作品を含め、『リボルバー』から『アビィ・ロード』までを手がけたジェフ・エメリックも参加。これでレコーディングがアビー・ロード・スタジオで行われてたら最高なのだけど、その辺は不明みたい。

「アイ・アム・ザ・ウォルラス」や「ヘルター・スケルター」などをライブでカバーしてきたオアシスはもちろんのこと、正統ブリティッシュ・ロックを継承しているカイザー・チーフスやiPod&iTunesのCMで世界を席巻しているフラテリスらが、ロックの金字塔にどんな味付けを施しているのか楽しみなのだ。

今回は番組用に収録されたそうでCD化は未定とのこと。残念ながら日本ではBBCラジオ2を聴くことはできないのだけど、インターネットで公開することもあるので、当日はBBCラジオ2の公式サイトを要チェックなのだ。

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