2006年度末の累計販売台数、195万台の「Wii」が「PS3」に圧勝。

2007/04/04 11:35 Written by コ○助

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昨年末の「PS3」と「Wii」の発売により、本格的に火ぶたが切られた次世代ゲーム機争い。価格、機能、新しい提案などの諸要素のバランスを総合した下馬評では「Wii優勢」が揺るがない中での両機種の船出だったなりが、販売開始直後に「Wii」はリモコンのストラップが切れる騒動が起きたものの、順調に販売台数を伸ばし、「PS3」は価格の高さが祟って苦戦と伝えられているなりよね。

実際にどの程度の台数が販売され、両機種にどれほどの差がついているのかは常に気になるところなりが、エンターブレインが2007年3月末までのゲーム機の累計販売台数を発表しているなりよ。これによると、昨年11月11日発売の「PS3」は4か月半で約81万台、昨年12月2日発売の「Wii」は4か月で約195万台を販売しており、「Wii」が「PS3」の倍以上という圧勝状態になっていることが分かるなりね。

ハードの売上を左右するソフトのほうに目を向けてみると、「Wii」はまだハードが200万台弱という状況にも関わらず、本体と同時発売された「Wii Sports」が122万本を売り上げ、初のミリオンを達成。「はじめてのWii」も100万本の大台を超え、ミリオン作品が2本と順調な滑り出しを見せているなり。ただ、北米ではすでにミリオンを達成している「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」が国内では44万本止まりとやや鈍い動きとなっているほか、任天堂以外のメーカーから発売されているソフトからはヒット作と呼べる作品が生まれておらず、このあたりは今後取り組むべき大きな課題と言えそうなりね。

一方の「PS3」はハードがミリオンに達していないのでミリオン作品は生まれていないなりが、3月に発売した「ガンダム無双」(バンダイナムコゲームス)が24万本と好調で、ハードの売り上げをけん引するのに一役買っているなりよ。発売当初から「ソフト不足」が指摘されている「PS3」なので、もう少し「ガンダム無双」級のソフトが出てこなければ、しばらく苦戦状態が続くことになりそうなりね。

これから発売される、直近の両機種期待のソフトとしては、「Wii」は「スーパーペーパーマリオ」(4月19日発売/任天堂)、「Wiiでやわらかあたま塾」(4月26日発売/任天堂)、「ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔」(春発売/スクウェアエニックス)などなど。「PS3」は「みんなのGOLF5」(7月発売/SCE)、「ぼくのなつやすみ3」(夏発売/SCE)などがあるなり。すでに発表済みのビッグタイトルの多くは「冬発売」「年内発売」とされているものが多く、魅力的なソフトがある程度出揃うまでには、まだもう少し時間がかかりそうなりよ。

「ニンテンドーDS」をはじめとする携帯ゲーム機の売れ行きに押され、「据え置き型のゲーム機はもう苦しい」との見方もある中、「Wii」と「PS3」がどこまで販売台数を伸ばしていくのか、注目しておきたいところなり。

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