大阪弁を学べるDVD、「でんねん〜試験にでる?大阪弁〜」発売。

2007/03/29 13:16 Written by コジマ

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人にはさまざまなフェチがあるけど、ぼくはなぜか方言フェチ。地方出身の友達が実家に電話しているときや、帰省している友達に電話をかけると訛りが強くなっていて、友達の普段と違う面を見たようで、なんだかうれしくなってしまうのだ。

そんな方言の代表格(と勝手に思っている)が関西弁。その中でも、東京者のぼくにとって普通の会話まで漫才のように聞こえてしまう大阪弁はとても興味深い。その大阪弁を、マジメに楽しく学べるというDVDが発売されるというから、これまた興味深いのだ。

今回発売される「でんねん〜試験に出る?大阪弁〜」は、関西テレビのCS放送局の関西テレビ☆京都チャンネルで放送されている同名の人気番組をDVD化したもの。再現VTRを交えながら大阪弁を楽しく紹介する番組で、NHK大河ドラマ「武蔵」などに出演した井之上チャルをMCに、平田知恵や今仲ひろし、山本貞顕らが、地元の人にしか分からない言い回しや関東弁との違いを解説していくという内容なのだ。監修は、上方文化評論家お福井英一が担当している。

まずは、昨年4月に放送された「ちゃうちゃう編」が4月18日に発売。さらに、昨年11月1日に放送された「ぼちぼち編」が5月16日に発売される(価格は各税込み3990円)。大阪観光コンベンション協会のサイト「OSAKA-INFO」にある「大阪弁完全マスター講座」によると、「ちゃうちゃう」は否定語だけど標準語よりもやわらかい表現になるのが特徴だそう。だけど、語尾を下げてしまうと中国犬チャウチャウになってしまうので注意が必要とのことなのだ。

また、「ぼちぼち」は「もうかりまっか」の対語で、「あんさん、そんなにしゃかりきになったら、なるもんもなりまへんがな。テイク・イット・イージーでっせ」を表現したものなのだとか。抜けた感じが大阪っぽくてすごく面白いのだ。

ぼくが気になる大阪弁(関西弁)と言えば、「しはる」。なんだか雅な雰囲気で好感が持てるのだけど、“関西風の敬語”ながら身内にも使っている場面も目撃したことがあるのでこんがらがっているのだ。「○○しはる・○○なはる」も「すんまへん」とともに第7回で取り上げているので、DVD化に期待。

余談だけど、ぼくの従妹弟3人が奈良に住んでいて、以前遊びに行ったときに散々「関東弁」をバカにされてしまったのだ。「へー、そうなんだあ」と言うと「『そうなんだあ』やて! キモイ!」、「じゃあ、なんて言えばいいの?」と聞くと「『なんて言えばいいの?』やて! 女みたいや!」とこんな具合。また、「なあ、マクドナルドのこと『マック』って言うんやろ?」と聞かれたので「あ、知ってるよ、『マクド(前にイントネーション)』って言うんでしょ?」と返すと「違うわ、『マクド(後ろにイントネーション)』や」、「ケンタッキーは『ケンタ』やろ?」「こっちでは何て言うの?」「ケンタッキーはケンタッキーやろ。略す意味が分からんわ」。うーん、小中学生が使う関西弁の勢いに、完敗だったのだ。

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