世界フィギュア男子、高橋大輔選手と織田信成選手の結果は?

2007/03/22 23:14 Written by コジマ

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日本人選手の活躍により、これまでにないほど注目度が上昇しているフィギュアスケート。浅田真央選手や安藤美姫選手などの女子選手はもちろんのこと、高橋大輔選手と織田信成選手がグランプリ(GP)ファイナルで2、3位になるなど、男子選手も大健闘しているのだ。

そして現在東京体育館で開催中の世界選手権でも、21日に行われた男子ショートプログラム(SP)でジャンプの失敗が響いた織田選手は14位と出遅れたものの、高橋選手は3位の好順位。優勝が狙える位置で、金メダル獲得の期待が高まっていたのだ。

さて、22日に行われたフリーでは、高橋選手が最初の4回転ジャンプの着氷に失敗(転倒はせず片手をついただけ)し、ちょっとハラハラさせられる場面があったものの、以降はトリプルアクセルを決めるなど完璧な演技で自己ベストに迫る163.44点を獲得。フリーでは1位となり、合計237.95点、総合2位で銀メダルを獲得したのだ。

世界選手権での日本男子メダル獲得は、2003年の本田武史選手の銅メダル獲得以来で、銀メダルは史上初の快挙なのだ。優勝したフランスのブライアン・ジュベール選手が、フリーでは157.21点で3位、合計点差は2.9点だったため、SPでもフリーでもやってしまったジャンプミスが悔やまれる。とはいえ、再来年開催されるバンクーバー五輪での日本人男子初のメダル獲得も期待できるのだ。ちなみに、高橋選手はジュベール選手にGPファイナルでも敗れている。

一方、SPで出遅れた織田選手は3回転半−3回転−3回転の連続ジャンプを決め、自己ベストには及ばなかったものの142.77点で6位。大幅に順位を上げて合計209.94点の総合7位となったのだ。前回4位だっただけに不満だろうけど、14位からのリカバーは立派なのだ。

また、3連覇を狙っていたスイスのステファン・ランビエール選手は、フリーで160.65点の2位だったものの、SPでの6位が響いて総合3位で終わった。とはいえ、22歳とまだまだ若いので、ジュベール選手同様、これからも高橋選手や織田選手のライバルとして活躍しそうなのだ。

高橋選手は優勝まであと少しだったけど、銀メダル獲得はうれしいニュース。明日から始まる女子にも期待なのだ。


☆フィギュアスケート世界選手権 男子ベスト10

1. ブライアン・ジュベール (フランス) 240.85
2. 高橋大輔 (関大) 237.95
3. ステファン・ランビエル (スイス) 233.35
4. トマシュ・ベルネル (チェコ) 226.25
5. エバン・ライザチェク (米国) 222.18
6. ジェフリー・バトル (カナダ) 214.96
7. 織田信成 (関大) 209.94
8. ジョニー・ウィアー (米国) 206.97
9. クリストファー・ベルントソン (スウェーデン) 206.29
10. セルゲイ・ダビドフ (ベラルーシ) 203.05

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