「第1回妖怪人気投票」の結果発表、脇役「一反木綿」躍進に驚きの声。

2007/03/20 10:16 Written by コ○助

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ブロンズ像の妖怪たち(83体)が飾られた「水木しげるロード」や、多数の「鬼太郎」グッズを扱う商店街など、街を挙げて「鬼太郎に逢える街」をアピールしている鳥取県の境港市。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげるの出身地として知られるこの街は、メディアに登場する機会が多いこともあり、今ではすっかり有名な街、そして山陰有数の観光地となっているなりよね。

そんな境港市の観光協会が、昨年12月20日から今年2月28日までの期間に渡って投票を受け付けていたのが「第1回妖怪人気投票」。数多の妖怪の中から、ファンから最も愛されている妖怪を決めようという企画なりが、この投票結果が17日に発表されたなりよ。そこには観光協会も思わず驚くような結果が待ち受けていたなりね。

それでは上位入賞となった、ベスト10の妖怪を見ておくなり。

◎「第1回妖怪人気投票」結果
1位 一反木綿(446票)
2位 目玉おやじ(420票)
3位 水木しげる先生(383票)
4位 鬼太郎(317票)
5位 ぬり壁(312票)
6位 ねずみ男(284票)
7位 ねこ娘(233票)
8位 バックベアード(190票)
9位 べとべとさん(178票)
10位 ぬらりひょん(177票)

ということで、意外にも1位に輝いたのは「一反木綿」。圧倒的な認知度と主人公というポジションを武器に「鬼太郎」がトップになるのかと思いきや、思わぬ脇役の躍進に観光協会も「根強い人気はあるが、グッズ販売では鬼太郎、目玉おやじ、ねずみ男が主力。まさか一反木綿さんが1位とは」(日刊スポーツより)とやや狼狽気味(笑)。

「一反木綿」に投票したファンから寄せられたコメントには、「いつでもどこでも鬼太郎の危機に駆けつけるトコロがカッコイイ」「一見弱々しいけど、いざとなるとみんなを乗せて助けてくれる頼もしい存在」「うすっぺらいのに厚い心をもっている」(公式ページより)など、頼りなさそうに見えて頼もしいという「意外性」に共感を覚えている人が多いようなりよ。

一般的になじみのなさそうなのは「バックベアード」。水木しげるが創作した西洋妖怪の代表格(米国出身)で、その姿は黒い太陽に目がついた恐ろしいものなりよ。かつて、マンガの一コマを使ったコラ画像がネットで流行ったことがあり、それが今回の上位ランクインに繋がった可能性は否定できないなりね。

ベスト10を見渡してみると、「鬼太郎」に出てくる妖怪では常連組の「こなき爺」(16位)や「砂かけ婆」(29位)の人気があまりないことが浮き彫りに。露出が多ければ人気がある、というわけでもないあたりが深いなりね。

皆さんの好きな妖怪はベスト10に入っていたなりか?

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