MySpace発、独特の声・詞・楽曲で人気上昇中の「たむらぱん」。

2007/03/16 22:56 Written by コジマ

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昨年11月に日本でのベータ版サービスを開始したMySpace。これまでアークティック・モンキーズやリリー・アレンなどのミュージシャンを輩出(?)してきた大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、日本の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)「たむらぱん」が話題になっている。七色の声と自分の世界を等身大で表現する詞、変幻自在なマジカルポップでMySpaceユーザーを虜にしているという彼女は、いったい何者なのだろうか。

たむらぱんは、田村歩美のソロプロジェクト。岐阜県出身の26歳である田村歩美は、たむらぱんとしてアルバムを発表する2003年まで、ライブや曲作りを地道にこなしてきたSSWなのだ。バンドを結成していた時期もあったようで、その名が「ラパン」だったことから、「たむらぱん」と命名したみたい。「田村パン」だとどこかの町にあるパン屋さんみたいになっちゃうので、間違っても漢字で表記してはいけないのだ。

そんな彼女がMySpaceに登録したところ、公開されている楽曲やプロモーション・ビデオ(PV)が話題になり始め、2カ月でフレンド登録が約5000人に。「日本のMySpaceユーザーで知らない人はいない」といわれるほどの人気者となったのだ。彼女の人物像はホットエキスプレス・ミュージックマガジンのインタビューに詳しく掲載されているので、興味のある方はどーぞ。

実際に彼女のMySpaceページをのぞいてみると、4曲がフル試聴できるようになっている。「回転木馬」のようなピアノ弾き語りのしっとりした曲があるかと思えば、椎名林檎みたいな冒頭からポップに盛り上がる「ライ・クア・バード」、YUKIを彷彿とさせる「お前ぶただな〜送らぬ手紙〜」に、ピアノにミスマッチなドラムがかぶさり、一気に疾走感が出る「責めないデイ」と、ここで公開されている曲だけでもその変幻自在ぶりが十分に味わえるようになっているのだ。

どの曲にも共通しているのが、さまざまな志向を持ったリスナーに対して間口を広げていること。子供から大人まで、ロック好きからピアノ好きまで楽しめるのだ。独特の世界観を等身大で吐露する詞も◎。作詞作曲だけでなく、打ち込みやジャケットのアートワークまでこなしているというから、まさに“アーティスト”。26歳と比較的遅咲きながら、しっかりしたバックグランドを持った人みたい(ちなみに、影響されたミュージシャンは尾崎豊にX JPAN、ビートルズ、ナイアシンなのだとか)。

4月4日にはニュー・アルバム『ハロウ』をリリース予定で、MySpaceで公開されている4曲を含め、全13曲が収録される。また、3月17日には東京・阿佐ヶ谷のネクストサンデーで、4月15日は東京・渋谷のeggmanでライブを行う予定。公式サイトグッズコーナーで紹介されている本人直筆デザイン・手作りのバッチも手に入るし、MySpaceで彼女の歌の虜になった人は必見なのだ。

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