赤ちゃんの記憶は「覚えてもすぐに忘れる」、米研究者が発表。

2007/03/12 12:12 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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毎日子供を相手にしていると、母親として「キレる瞬間」というのがパターン化してきます。何度も何度も同じことを注意しているのに、3歩いったらトリ頭で忘れる娘たち。朝ごはんを早く食べなさい、今日は寒いんだから長袖を着なさい、ハサミを使ったら片付けろ、靴下は脱ぎ散らかすな、レストランでスキップをするな、テレビの前に立つな……

「なんど同じことをいわせるんだ、ゴルァッ(怒)!!!」

本当にどうして、子供ってすぐ忘れるんだ? と頭を悩ますウォール真木なんですが、どうやら子供の脳ってそういう風に出来ているらしいという、ちょっと気になるニュースが。なんでも脳内の発達の関係で、赤ちゃんの記憶というのは、ほんの数日で消えてしまうのだとか。生後6か月から1歳半までの時期では、記憶の持続は24時間にとどまり、2歳前後でようやく1年間まで延びるのだそうです。

赤ちゃんの記憶力の研究を行っている米デューク大の、パトリシア・J・バウワー博士によると、乳児は物事を記憶する能力には長けているものの、それをキープする力はまだ発達しておらず、いわゆる目の粗い「ざる」のようなもの、なのだそうです。

ということはウォール家の娘たちも、べつに覚える能力がないワケではないのでしょう。ただ母親が教えたことを持続して、自分の行動に応用することが出来ないということか。諦めるしかない?

しかし、ちょっと待て。長女と次女は、すでに7歳と5歳。「ざる」の目も赤ちゃんよりはだいぶ詰まってきているハズ。ってことは、意識してワタクシのお小言を聞いていないということもありえる……?

あぁ、ガックシ。

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