6年間眠り続けて、ある日突然目覚めたとしたら。そんな小説みたいな出来事が本当に起こりました。

コロラド州にお住まいのクリスタ･リリーさん、45歳。彼女は2000年に心臓発作で昏睡状態になり、それからずっと意識不明になっていました。そしてその後、植物状態から多少の意識がある状態まで、症状を行ったり来たりしていたそう。しかし今回、突然目が覚めて化完全に意識を回復。彼女を診断した医師も、今回のことは奇跡的だと驚いたそうです。

発作を起こした時点で、まだ6歳だった末の娘さんとも再会。大きくなった娘さんの姿にさぞ驚いて、感動したことかと。さらに彼女が眠り続けている間に生まれた孫とも対面したそうです。目覚めてイキナリおばあちゃんになった自分てのも、また驚きだったでしょうなぁ。

しかし、家族の喜びもつかの間。3日後にはまた意識が遠のいてしまったのです。医師団によると、リリーさんの脳損傷では意識が戻っても今回のように短期間のみで、今後も時々は目覚めるものの、それ以上回復することは無理なのだとか。

しかしリリーさんの母親は

「慈悲深い神様が、娘は大丈夫だと時々彼女を目覚めさせて、私たちの元に戻してくれるのでしょう。感謝しています」

と、語っているのでした。