映画「どろろ」の続編2作が製作決定、公開は再来年以降。

2007/02/22 10:55 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


手塚治虫が描いた時代物にして妖怪物の傑作を映画化した「どろろ」(塩田明彦監督)。妻夫木聡演じる百鬼丸や柴咲コウ演じるどろろも好評で、2月19日付けの興行ランキングでは4週連続で首位をキープ。最終的に興行収入が35億円に達すると見込まれており、妻夫木聡と柴咲コウの実生活同様、映画も絶好調のようなのだ。

「どろろ」のあらすじを簡単に説明すると、父の出世欲のために48体の魔物への生け贄として捧げられた百鬼丸が、奪われた48個の体のパーツを取り戻すため、子供野盗のどろろとともに魔物退治の旅をするというもの。

手塚作品の中でも「火の鳥」や「鬼丸大将」、「陽だまりの樹」、「アドルフに告ぐ」などの歴史物が好きなぼくにとって、初めて読んだときにはその設定も相まって衝撃を受けたのだ。百鬼丸の剣の強さと心のもろさも魅力的だし。原作では室町時代に設定されているのだけど、映画では架空の年代が舞台となっているみたい。

観客動員数が200万人を突破して大ヒットの映画「どろろ」、早くも続編の製作が決定したのだ。主役の2人はそのままで、なんと第3作まで一気に2本作るのだそう。

映画「どろろ」は、もともと和製「ロード・オブ・ザ・リング」を目指しており、ヒットしたら第3作まで作る予定だったとのこと。ぼくはまだ観てないのだけど、鑑賞した人の話によると、続編をにおわせるようなラストシーンだったそうな。続編のストーリーは原作をもとにすでにあらすじが出来上がっているそうで、第2作ではどろろの“秘密”が明かされ、舞台は海になるようなのだ。海が舞台といえば、あの妖怪が出てくる話しかないな、うん。

製作費は今回の20億円を上回る2作合計で60億円を投入するという続編、まだ1作目も未見なのに期待しちゃうのだ。来年クランクインで、公開は再来年以降の予定とのこと。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.