ブリット・アワード2007発表、リリー・アレンが全部門で受賞逃す。

2007/02/15 19:10 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


今年もロンドンのアールズコートで授賞式が行われた英国最大の音楽賞、ブリット・アワード。当日は奇しくもバレンタインデーで、さぞかし甘い雰囲気に包まれてのではないだろうか。そんな2007年のブリット・アワードだけど、最多4部門ノミネートされたリリー・アレンにとってスイートな日とはならなかったようなのだ。

1月にNarinari.comでもお伝えしたように、リリー・アレンは最優秀ブリティッシュ女性ソロ部門、最優秀ブリティッシュ・アルバム部門、最優秀ブリティッシュ・シングル部門、最優秀ブリティッシュ新人部門の4部門にノミネートされ、最多候補者となっていたのだ。しかし、他の候補者が強力なことや、同じ部門にノミネートされているエイミー・ワインハウスとコリーヌ・ベイリー・レイが当日のショーに呼ばれたことなどから、ブリッツの出席を拒否。プレゼンターとして出演するコメディアンの父、キース・アレンの説得によって渋々承諾。でも、全敗の予想は揺らいでなかったのだ。街頭インタビューでは、彼女の『オーライ・スティル』を推す声も少なくなかったのだけどなあ。

結局、最優秀ブリティッシュ・アルバム賞はアークティック・モンキーズの『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』が、最優秀ブリティッシュ・シングル賞はテイク・ザットの「ペイシェンス」、最優秀ブリティッシュ女性ソロ賞はエイミー・ワインハウス、最優秀ブリティッシュ新人賞はフラテリスがそれぞれ受賞。自身が予想したとおり、彼女は“クレイグ・デイヴィッド”(2001年に最多6部門にノミネートされながら1部門も受賞できなかった故事から、英国では最多ノミネートで1部門も受賞できなかった人のことをこう言うのだそう)になってしまったのだ。

このほか、ブリティッシュ部門では、最優秀男性ソロ賞をジェイムス・モリソンが、最優秀ライブ・アクト賞をミューズが受賞。インターナショナル部門では、最優秀男性ソロ賞をジャスティン・ティンバーレイクが、最優秀女性ソロ賞をネリー・ファータドが、最優秀新人賞をオルソンがそれぞれ受賞した。最多受賞者は、最優秀ブリティッシュ・グループ賞も受賞したアークティック・モンキーズと、インターナショナル部門で最優秀アルバム賞と最優秀グループ賞を受賞したザ・キラーズだったのだ。

また、功労賞を受賞したオアシスのプレゼンターを、スケジュールが調整できずにやむを得ずキャンセルしたジョニー・デップに代わり元ビートルズのリンゴ・スターが務める予定だったのだけど、リンゴは会場にすら姿を見せず、結局、オアシスは司会のラッセル・ブランドからトロフィーを渡されたとのこと。オアシスはショーでも音が途切れたり、演奏の途中で放送が終わったりと、散々だったようなのだ。

ブリット・アワード公式サイトでは、受賞者リストインタビュー・ビデオ、出席者に配られるグッディー・バッグの中身などが公開されているので、気になる人はぜひ。


☆ブリット・アワード2007 受賞者リスト

【最優秀ブリティッシュ男性ソロ賞】
ジェイムス・モリソン

【最優秀ブリティッシュ女性ソロ賞】
エイミー・ワインハウス

【最優秀ブリティッシュ・グループ賞】
アークティック・モンキーズ

【最優秀ブリティッシュ・アルバム賞】
アークティック・モンキーズ 『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』

【最優秀ブリティッシュ・シングル賞】
テイク・ザット 「ペイシェンス」

【最優秀ブリティッシュ新人賞】
フラテリス

【最優秀ブリティッシュ・ライブアクト賞】
ミューズ

【最優秀インターナショナル男性ソロ賞】
ジャスティン・ティンバーレイク

【最優秀インターナショナル女性ソロ賞】
ネリー・ファータド

【最優秀インターナショナル・グループ賞】
ザ・キラーズ

【最優秀インターナショナル・アルバム賞】
ザ・キラーズ 『サムズ・タウン』

【最優秀インターナショナル新人賞】
オルソン

【功労賞】
オアシス

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.