microSDカードの人気が急上昇、miniSDカードとシェアが逆転。

2007/02/07 23:36 Written by コ○助

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ライバルひしめく激しい規格争いから一歩抜け出し、メモリカードのディフェクト・スタンダードになりつつあるSDカードファミリー。デジカメやPDAなどのやや大きめの機器にはSDカードを、携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどのやや小さめの機器にはminiSDカードやmicroSDカードを採用するのが一般的なりよね。コ○助もデジカメ「LUMIX DMC-FZ20」(松下電器産業)にはSDカード、ウィルコムのPHS「W-ZERO[es]」(シャープ)にはminiSDカード、auの携帯電話「W51CA」(カシオ計算機)にはmicroSDカードと、機器によってサイズの異なるメモリカードを使っているなりよ。本音を言えば、どれも一枚で済むに越したことはないなりが……。

さて、そんなSDカードファミリー。中でも最近元気なのは最も小さなmicroSDカードなりよ。BCNの調査によると、メモリーカードの規格別販売個数シェアは、昨年7月にはminiSDカードが30%だったのに対し、当時まだ発売間もなかったmicroSDカードはわずか1.5%。でも、すぐにシェアを伸ばし始めたmicroSDカードは10月には10%を突破、ついには今年の1月1日時点で17.9%となり、逆にシェアを落としたminiSDカードを上回ったというなり。まだ1年も経たないうちにこれだけのシェアを獲得するとは、もの凄い勢いなりね。

シェア急伸の背景にあるのは、もちろん対応機器の増加にあるなりが、その突風とも言える追い風となったのはやはり携帯電話。ほかのデジタル機器に比べると圧倒的な台数が販売される携帯電話に採用されるか否かは、メモリーカードの命運を大きく左右すると言っても過言ではないなりね。

すでに外部メモリをminiSDカードからmicroSDカードに切り替えたメーカーも多く、例えば今年の春モデルとして各キャリアが発表した端末を見てみると、auは10機種中9機種、NTTドコモは10機種中8機種、ソフトバンクは14機種中10機種がmicroSDカードを採用しているなりよ。長さ15ミリ、幅11ミリ、厚さ1ミリと指の先にちょこんと乗るくらいの大きさにも関わらず、最大2GBまでの容量を誇り、価格もminiSDカードとそれほど変わらないために購入しやすいmicroSDカードの勢いは、まだしばらく止まることはなさそうなりね。

これからmicroSDカードがどこまでシェアを伸ばしていくのか、楽しみなり。

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