UKロックゆかりの地186カ所を紹介、英観光庁が地図サイトを開設。

2007/02/07 05:48 Written by コジマ

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英米を訪れると、ロック・ファンならぜひとも訪ねたいのがロック・スターゆかりの地。ぼくもニューヨークを訪れた際、真っ先にダコタハウスやセントラルパークのストロベリーフィールズといったジョン・レノンゆかりの場所に足を運んだのだ。ストロベリーフィールズで弾き語りをしていた人の歌は良かったなあ。

そんな人気スポットであるロック・スターゆかりの地だけど、観光ガイドに載っていない場合が多い。音楽誌「THE DIG」のニルヴァーナ特集号で、カート・コバーンの生家探しに苦労した人の話が掲載されていたけど、そうしたファンが迷わないように、英国内におけるロック・スターゆかりの地を紹介するサイトがオープンしたのだ。

サイト名はズバリ「ENGLAND ROCKS!」。ビートルズのアビーロード・スタジオやキャバン・クラブ、4月に閉鎖されることが決定したクラッシュゆかりのハマースミス・パレスといったメジャーなものから、ボブ・マーリーがロンドンで最初に住んだ場所やT・レックスのマーク・ボランが事故死した現場、ジャーヴィス・コッカーがアルバイトしていた魚市場、アークティック・モンキーズが初めてパフォーマンスをしたパブといったマニアックな場所まで、186カ所をGoogleマップを使って紹介しているのだ。

また、音符が表示されている項目では、該当するミュージシャンの楽曲が流れるようになっている。例えば、セックス・ピストルズの“発祥地”であるキングス・ロードを地図で表示させ「CLICK HERE FOR INFO」をクリックすると、詳細とともに「プリティ・ベイカント」が流れるのだ。

驚くことに、このサイトは英国政府観光庁(Visit Britain)が運営しているのだ。官庁がこんなサイトを開設するなんて、まさに英国ならでは。同庁イングランド・マーケティング局のローレンス・ブレッシュ局長は「リバプールでビートルズゆかりの土地を訪れる観光客は多いが、英国にはほかにも多くのミュージシャンゆかりの場所がある。オアシスが『モーニング・グローリー』のジャケットを撮影したバーウィック・ストリートなどのように、ミュージシャンをインスパイアさせた場所を訪れたい人は多いだろう」と、英ガーディアン紙に語っているのだ。

UKロック・ファンにとっては、まさに垂涎のサイト。渡英する予定がある人もない人も、まずはこのサイトを訪れてみてはいかが?

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