「ビッグマック」が一番高い国はアイスランド、日本は何位?

2007/02/05 23:32 Written by コジマ

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大型ハンバーガーの雄として、日本でも古くから人気のあるマクドナルドの「ビッグマック」。最近は「メガマック」の発売によってその存在意義が薄らいでいるけど、マクドナルドの顔として世界中の人に愛されているのだ。

そんなビッグマックを使った経済指標が「ビッグマック指数」。ビッグマック1個の販売価格を比較したもので、英経済誌エコノミストが毎年発表しているのだけど、今年もその指数が決定したのだ。

まず、各国の販売価格を見てみると、最も高かったのはアイスランドの7.44ドル。円換算で約900円というすごい価格になっているのだ。それ以下はノルウェーが6.63ドル、スイスが5.05ドル、デンマークが4.84ドル、スウェーデンが4.59ドルと、北欧諸国での値段が高い傾向にあった。日本は2.31ドル(280円)で、パキスタンと並んで28位。最も低かったの中国は1.41ドルなので、アイスランドと比べて700円以上の差があるのだ。

この価格を、米国での価格3.22ドルで割ったものがビッグマック指数。例えば、アイスランドの通貨価格である509クローナを3.22ドルで割ったもの、つまり1ドル=158クローナがビッグマック指数となるのだ。今年1月31日現在の取引レートは1ドル=68.4クローナなので約90クローナ高いことになり、このことから実際のレートは過大評価していることになるのだ。

日本は280円なので、ビッグマック指数は1ドル=87円。2月5日現在の取引レート1ドル=120円と比べて、かなり過小評価されていることが分かる。

各国のビッグマック値段は、マクドナルドと競合する他社の数や規模、経済状況などによって異なるので、この指数は正確でないとする批判もあり、エコノミスト誌は「スターバックス指数」や「コカコーラ・マップ」などの新指数も発表している。また、オーストラリアのコモンウェルス証券が今年1月に「iPod指数」を発表したのだ。

あくまで仮説だけど、物価と為替レートとの比較はなかなか興味深いのだ。

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