フレーミング・リップスらがレディオヘッドなどをカバー、コンピ盤発売。

2007/02/04 16:53 Written by コジマ

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テーマに基づいて複数の楽曲をまとめるコンピレーション・アルバム。日本では東芝EMIの「NOW」シリーズをはじめ多くのコンピ盤が出ているけど、ヒット曲が1枚に集約されているのでお得感が高く、人気の形態となっているのだ。そのコンピ盤の中でも、最近は1組のミュージシャンの曲を複数の別のミュージシャンがカバーするトリビュート・アルバム形式のものが多く、昨年もニルヴァーナの曲を髭(HiGE)ら日本人ミュージシャンがカバーした『ALL APOLOGIES』などがリリースされた。

そんな中、またもや1枚のコンピ盤がリリースされることになったのだ。その内容は、昨年リリースした最新作『アット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス(神秘主義者との交戦)』の評価も上々だったフレーミング・リップスがレディオヘッドの「ナイヴズ・アウト」(2001年リリース)を、マジック・ナンバーズがビヨンセの「クレイジー・イン・ラヴ」(03年リリース)を、R.E.M.がグレン・キャンベルの「ジェントル・オン・マイ・マインド」をそれぞれカバーするなど、参加者も楽曲も超豪華なものとなっているのだ。

『Sounds Eclectic: The Covers Project』と名付けられたこのアルバムは、すでにリリースされているカバー曲の中から米ラジオ局KCRWの人気番組「Morning Becomes Eclectic」が選んだもので、最近00年あたりから音楽ビジネスに参入している米スターバックスの特定の店舗で3月13日から販売されるのだ。売り上げの一部は、KCRWが保有する音楽ライブラリーのデジタル化の資金とするのだそう。ちなみに、日英盤のリリースは未定。

上記のほかに、ソウルの名曲であるローズ・ロイスの「ウィッシング・オン・ア・スター」をポール・ウェラーがカバーしたものなども収録。珠玉の楽曲が別のミュージシャンによって新たな一面を見せるこのコンピ盤、洋楽好きなら必聴なのだ。

また、フレーミング・リップスは、カサビアンやソウルワックスらとともに米プレイボーイ誌の企画でTシャツをデザインしたのだ。同誌最新号でその詳細が発表され、オンラインショップ「BUNNY shop」で限定販売するのだそう。こちらも注目なのだ。


☆『Sounds Eclectic: The Covers Project』収録曲

「Out In The Weekend」 Girls In Hawaii
「I Got The Sleep」 Sia
「Crazy In Love」 The Magic Numbers
「Creep」 Damien Rice
「I Want A Little Sugar In My Bowl」 Nikka Costa
「Fire And Rain」 Dido
「Wishing On A Star」 Paul Weller
「Harvest」 Rufus Wainwright and Chris Stills
「Gentle On My Mind」R.E.M.
「Mad World」 Gary Jules
「Knives Out」 The Flaming Lips
「Black Dog」 Robert Plant
「Moses」 Missy Higgins
「Let's Dance」 M. Ware
「Hallelujah」 k.d.lang.

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