2006年の邦画興行収入が1000億円突破、21年ぶりに洋画上回る。

2007/01/30 21:14 Written by コ○助

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最近の日本映画は元気いっぱい。ヒット作を連発し、新聞や雑誌で「興行収入○○億円突破」の文字を目にする機会が増えているなりよね。対照的に洋画、特に長年に渡って高い興行収入を残してきたハリウッド映画の低迷はかなり深刻なもの。これは日本国内に限った話ではなく、本国の米国でも作品の質の低下が叫ばれ、興行収入は減少傾向にあるなりよ。スケールは相変わらず大きいなりが、中身は焼き直しばかりでスカスカ。そんなハリウッド映画の苦境を尻目に、日本映画は質・量ともに再び活況を取り戻しているなりね。

そして昨年、こうした傾向が顕著に数字に現れたなりよ。30日に日本映画製作者連盟が発表した2006年の全国映画概況によると、邦画の興行収入は過去最高の約1077億5000万円となり、洋画の約948億円を大きく上回ったなりね。邦画が洋画を上回ったのは、1985年以来、実に21年ぶり。洋画は前年比18.5%減と失速傾向で、なかなか回復の兆しが見えずにいるなりよ。

それでは簡単に、2006年の邦画の興行収入ランキングを簡単にまとめておくなりね。

◎2006年度の邦画興行収入ランキング
76.5億円「ゲド戦記」(東宝)
71.0億円「LIMIT OF LOVE 海猿」(東宝)
60.8億円「THE 有頂天ホテル」(東宝)
53.4億円「日本沈没」(東宝)
52.0億円「デスノート the Last name」(ワーナーブラザーズ)
50.9億円「男たちの大和/YAMATO」(東宝)
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34.0億円「劇場版ポケットモンスター」(東宝)
32.8億円「ドラえもん のび太と恐竜2006」(東宝)
31.0億円「涙そうそう」(東宝)
30.3億円「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(東宝)
28.5億円「デスノート 前編」(ワーナーブラザーズ)
22.0億円「明日の記憶」(東映)
21.0億円「トリック 劇場版2」(東宝)
20.8億円「県庁の星」(東宝)
20.0億円「ブレイブ・ストーリー」(ワーナーブラザーズ)
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18.8億円「あらしのよるに」(東宝)
18.0億円「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(アスミックエース)
17.8億円「子ぎつねヘレン」(松竹)
14.0億円「フラガール」(シネカノン)
13.8億円「映画 クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」(東宝)
13.6億円「UDON」(東宝)
13.1億円「嫌われ松子の一生」(東宝)
12.5億円「永遠の法」(東映)
12.0億円「博士の愛した数式」(アスミックエース)
12.0億円「バルトの楽園」(東映)
12.0億円「手紙」(GAGA)
10.8億円「チェケラッチョ!」(東宝)
10.5億円「タイヨウのうた」(松竹)

このランキングを見て改めて気が付かされるのは、圧倒的な東宝の強さ。日本映画で話題になった作品はほとんどが東宝の作品だった……と言っても過言ではないほどなりよ。日本映画の活況を支えているのは東宝、とも言えるなりね。

2007年も話題作が目白押しの邦画界。昨年を上回るほどの話題を提供してほしいなりね。

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