「面白くないものが面白くなる」ひろゆき氏がニコニコ動画を語る。

2007/01/30 16:48 Written by コ○助

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「動画の画面にかぶせる形でコメントが付けられる」という新しいコンセプトが受け、1月15日のβ版オープン直後から話題を呼んでいる「ニコニコ動画」。「ひろゆき」こと西村博之氏が監修し、その西村氏が取締役を務めるニワンゴが運営にあたるという「2ちゃんねる系」サービスなりが、これまで乱立していた動画共有サービスとも、古くからある掲示板サービスとも少し趣を異にしたサービスに、ファンが急増しているなりよ。

コ○助も「ニコニコ動画」はよく見ているなりが、動画を視聴している複数の人からの突っ込みを共有できるのは実に面白いなりよ。動画自体は「YouTube」や「Ameba Vision」などから引っ張ってくる方式で、著作権的には限りなく黒に近いグレーという指摘もあるなりが、純粋にコンテンツとして面白いサービスなのは間違いないなりね。

さて、この「ニコニコ動画」について、西村氏がITmediaのインタビューに答えているなりよ。どのような狙いでサービスを開始したのか、気になる人も多いと思うので、簡単に見ておくことにするなり。

「動画自体を置いてないので。ユーザーの滞在時間に比べるとコストパフォーマンスはいいんです。それもYouTubeとAmebaVisionのおかげ。“便乗モデル”です(笑)」
「ユーザー同士でコメントすることによって、面白くないものを面白いものに変えられるというのが、サービスの価値かな」
「(ニコニコ動画というネーミングは)気合の入った名前をつけたくなかったのと、動画を見てニコニコしてもらえたらいいなぁと思って」

西村氏が指摘しているのは、面白くない動画でも、複数の人が突っ込みを入れることによって格段に面白い動画になるということ。「びっくりするぐらい面白くない芸人さんのネタ映像。テレビの観客は笑っているんだけど、その白々しさに腹が立ってくるから、みんなが怒りのコメントをぶつける」という一例を挙げているなりが、実際に「ニコニコ動画」を見てみれば、西村氏が語っている意味がよく分かるなりよ。ほんと、野次のようなコメントの嵐に、腹を抱えて笑ってしまうことも多いなり。

「YouTube」や「Ameba Vision」の動画に「タダ乗り」しているサービスゆえ、今後それらの企業がどう対応するかによって「ニコニコ動画」の未来は変わってくるなりが、まだしばらくは楽しめそうなりね。まだ未体験の人は、ぜひ一度は体験してみてくださいなり。

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