焼肉、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどの高級料理から、ハンバーグや肉じゃが、カレーなどの家庭料理まで、牛肉は日本人の食生活には欠かすことのできないマストな存在。鶏肉や豚肉もマストには違いないなりが、牛肉には特別な感情を抱く日本人は少なくないなりよね。コ○助も牛肉好きの一人なので、美味しい牛肉に出会ったときには、思わず顔がほころんでしまうなりよ。

品質によってピンきりではあるなりが、一般的に牛肉は鶏肉や豚肉に比べると平均価格が高いもの。豪州産などの輸入牛肉は安いなりが、最高級の大田原牛レベルになると200グラムで10万円にもなるなりよ。さすがにそれは極端な例だとしても、それなりのお店で、それなりのレベルの牛肉を食べると1万円を軽く超えるのはザラ。輸入牛肉と高級和牛の両極でバランスが取られているとはいえ、鶏肉や豚肉よりも牛肉の平均価格が高いのは仕方のないことなりよね。

そんな日本の牛肉を取り巻く状況から考えると、牛肉を輸入している国、例えばオーストラリアや米国では牛肉が安く手に入るようなイメージなりが、実際のところはどれくらいの価格なのか。ほかの諸外国も含めて牛肉がどの程度の価格で食べられているのかを国際労働機関（ILO）が調査しているなりよ。

◎諸外国の牛肉価格（牛ヒレ肉1キロの場合）
米国　8.94ドル
英国　11.15ドル
韓国　56.44ドル
日本　40.50ドル
イタリア　10.36ドル

ということで、この調査の結果ではやはり米国の牛肉は安いの一言。日本の約4分の1弱と、手頃なお値段なのが分かるなり。品質の違いはあるなりが、米国人が日本人よりも気軽に牛肉を楽しめる環境にあることは間違いなさそうなりね。一方、日本よりもさらに高いのは韓国。韓国では牛肉を生産する畜産農家が比較的小規模の場合が多いほか、流通マージンが高いことなどが牛肉価格を引き上げる要因となっているそう。「焼肉の本場」の韓国ではあるなりが、その価格は決して安くはないなりね。

しかし、日本の牛肉は品質が高いとはいえ、海外から見ればかなりの高さ。この比較を見て、「もっと気軽な価格で霜降り和牛を食べたい！」と感じる人は多そうなり（笑）。