おばあちゃんのお小遣い稼ぎ? 麻薬密輸で御用。

2007/01/19 13:00 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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麻薬の密輸といえば、マフィアが真夜中にボートで海を越えてやってくるというイメージがあるのですが(映画の観過ぎ?)、そこまでウォール真木が想像するほど犯罪者は頭が悪くはないかと。違法な行為がバレないようにするには、それこそ意外な人物が運び屋になるのが一番。

オーストラリア当局が昨年3月に逮捕した運び屋も、一見害のない普通の観光客。ベトナム旅行から帰ってまいりましたといった風貌の「おばあちゃん」だったのです。ファウザー・ノナ・ダニアル(58歳)は、旅行先で見知らぬ女性から25,000オーストラリア・ドル(日本円で約240万円)を受け取る代わりに、包みをオーストラリアまで持っていくことに合意。それを隠し持ってシドニー空港に降り立ったのだとか。彼女がその中身を知っていてオファーを承諾したのかは判りませんが、包みの中身は240グラム程度のヘロイン。って、末端価格いくらよ(笑)?

しかし善良な彼女の風貌も、取締りの網を潜り抜けることは出来なかった。税関で身体検査を受けた結果、パンツの中に隠し持っていたヘロインが見付かってしまったのです。すぐに逮捕され、拘束。先日まで裁判が続いていました。

幸い彼女は過去の犯罪暦もなく、高齢であることも考慮され減刑処分に。それでも6年の実刑判決ですから、麻薬の密輸がどれだけ重罪なのかわかりますね。判決が読み上げられた時、法廷には彼女の家族が多く集まっていましたが、みな涙を流しておばあちゃんの行く先を心配したのだとか……。

それにしても、おばあちゃんのパンツに入っていたヘロインってのが……。それって価値上がるの?下がるの(汗)?

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