米ディズニー・ワールドのマスコット、少年を殴って停職処分に。

2007/01/08 11:54 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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まだ本国アメリカでもカルフォルニアのディズニーランドや、フロリダのディズニーワールドに行ったことがないウォール家の娘たち。昨年の東京滞在中に初めて「東京ディズニーランド」に連れて行ったら、それはそれは喜んでおりました。ミッキーなどの動物系よりは、オーロラ姫だの、アリスだの、白雪姫だの、メルヘンなプリンセス系が大好きな彼女たち。運良くその日は入り口近くの広場で、それらキャラクターがうようよ(笑)しており、一緒に写真撮影に応じてくれました。

それにしても感心したのが、コスチュームを着て役を演じている人々。近くにお客さんがいなくても、キッチリ演技し続けているのです。しかも、どんな失礼なお客がいたとしても、笑顔を絶やさずイヤな顔ひとつ見せません。マスクで表情が隠れてしまう「着ぐるみ」のキャラクターより、こっちの顔丸出しの方が絶対大変そうです。とりあえず大したもんだ、あのパフォーマンスは。

しかし本来「夢を与える」ハズのディズニー・キャラクターですが、時には中の人の素が出てしまうこともあるんだそうな。しかも、思いがけないような過激な形で……。先日フロリダのディズニー・ワールドを訪れた、ニューハンプシャーにお住まいのモナコさんご一家。息子さんのジェリー君がなんと「くまのプーさん」に登場するトラの「ティガー」に頭をぶん殴られてしまったそうな。なにやらその事件の直前にいざこざがあったらしいのですが、ティガーにとって運が悪かったことに、そのキャラクターが暴力を振るう瞬間を、モナコ家のお父さんがビデオテープに収めていたのです。

モナコさんはすぐにディズニー側に抗議をし、証拠のビデオも提出。テーマパーク側もこれを受けて、自主的に捜査を始めたそうです。ちなみにその日ティガーのぬいぐるみを着ていたのはマイケル・J・フェデレムという男性。彼はモナコ家からの訴えがあった直後から停職処分になっているとか。

ところでディズニ・ワールドでティガーが問題を起こしたのはこれが初めてではないんだそうです。驚いたことに2004年には同キャラクターが、13歳の少女の胸部に触ったとして問題に。その時はティガー役の男性は裁判で無実だったそうですが、果たして今回はどうなるでしょうか?

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