機能を強化した超広角レンズの2眼デジカメ「EasyShare V705」。

2006/12/21 11:30 Written by コ○助

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数年前に比べると、最近はやや面白みに欠けているデジタルカメラ市場。画素、バッテリー持続時間、ズーム倍率、液晶サイズなど、機能の進化が十分なレベルに到達したことに加え、フィルムカメラの代替として一般の人が使うようになったことで、平均的な機能を有する製品がスタンダードになり、あまり尖った個性を持った製品が出にくくなっているなりよね。昔は「こんな機能もアリなのか」「変なカタチだけど味がある」といったデジカメがたくさん存在していたなりが、良くも悪くも今は「平均的に良い」製品が多いような印象なり。

でも、コダックが今年の初めに国内に投入した超広角レンズの2眼デジカメはひと味違う製品。現在世に出ているほとんどのデジカメは1組のCCDとレンズユニットを搭載しているのが通例なりが、コダックの2眼デジカメは2組のCCDとレンズユニットを搭載しているのが大きな特徴なりよ。そう聞くと、きっと「なぜ2組も必要なのか」という疑問が浮かんでくると思うなりが、その理由のひとつは光学3倍ズームレンズ、もうひとつは広角の単焦点レンズという、性質の異なるレンズを2つ搭載することで撮影方法に幅広いバリエーションを与えられるから。ズームも使えて、広角の写真も撮れてと、かなり欲張りなデジカメなりね。

そんな2眼デジカメの新製品として、12月12日から発売が始まったのが「EasyShare V705」。前モデルよりも画素数と機能が強化され、より使いやすいデジカメになったなりね。デジタルARENAに早速レビューが出ていたので、少し見ておくことにするなり。

「撮影時、2つのレンズの切り替えを意識することはまったくない。背面の右上にあるズームボタンを広角側にずっと押していればウルトラワイドに切り替わり、逆に望遠側に動かせば通常のズームレンズ側になる」
「シーンモードは22種類と豊富で、およそ撮影しそうなシーンはたいてい網羅している。このうちの2つは『パノラマスティッチモード』というもので、これが意外とおもしろい。2〜3枚の画像を横に組み合わせてパノラマ写真を作る機能だが、カメラ側で自動処理してくれるので手間がない。23mm相当の広角レンズと組み合わせれば、最大で水平画角180度という横長な画像を作ることもできる」
「日本のメーカーが作るデジタルカメラとは一線を画した機能とデザイン。画質や操作性には慣れないところもあり、突き詰めれば不満もあるのだが、ありふれたデジカメにはない魅力が詰まったカメラで、思わず愛着が湧きそうな1台だ」

デジタルカメラ市場の中では極めて小さいシェアしかないコダックの製品だけに、広く一般にオススメできるデジカメとは言い難いなりが、その魅力を知れば愛着が湧く製品なのは間違いなさそうなりよ。23mmの広角で撮影した写真は迫力があるし、本体だけでパノラマ写真が作れる機能なども楽しそうだし、一風変わった写真を撮りたい人は、選択肢に入れてみる価値はあるなりね。

コ○助も前機種から2眼デジカメが気になっていただけに、機能が強化された「EasyShare V705」には興味津々。近々、セカンドデジカメを購入しようと考えていたので、検討してみることにするなり。

◎「EasyShare V705」のスペック
有効画素数:710万画素
撮像素子:総画素数738万画素、1/2.5型CCD
液晶モニタ:2.5型23万画素/ハイブリッド
対応メモリーカード:SDカード/MMCカード
価格:オープンプライス(実売価格4万9800円前後)

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