人気沸騰中の絢香をはじめ、実力を伴う10代のシンガー・ソングライターが増えているようだけど、デビュー前にもかかわらず、英音楽チャート誌ミュージック・ウィークのチャートにランクインした注目の新人が12月13日にデビューしたのだ。テレビやラジオでも楽曲がかかりまくっているJYONGRI（ジョンリ）とはいったい何者なのだろうか。

デビュー曲である「Possession」は、日本テレビ系「いただきマッスル」や「スーパーチャンプル」、「音楽戦士MUSIC FIGHTER」のエンディングテーマに、両A面の「My All For You」も同じく日本テレビ系「極上の月夜」のエンディングテーマに使われており、FM放送でも何度もかけられているのでご存じの方も多いはず。TVをよく見る人なら、「CMで変な角度のキーボードを弾いている女の子」と言えば分かるかもしれない。彼女が18歳のシンガー・ソングライター、JYONGRIなのだ。

JYONGRIは、大阪出身の現役早大生。1988年生まれというから、絢香の1つ下になるのだ。映画「天使にラブソングを 2」を観てゴスペルに魅せられた彼女は、14歳で本格的に歌のレッスンを開始し、米バークレー音楽学院のサマープログラムに参加したという。ピアノ、バイオリンなどの素養もあるそうで、4歳から通っていたインターナショナル・スクールで培った英語力を駆使して、作詞も手がけている。

デビュー・シングルに収録されている「Possession」のリミックス「Re-Possessed」が、ミュージック・ウィーク誌のクラブチャートの22位にランクインした。デビュー前の10代アジア人ミュージシャンがランクインするのは初めてのことだそう。

驚くべきはその名前。公式サイトのブログによると「こうなったら名前の由来も気になる！っという人もいるでしょ〜（あれっ、いない？！笑。）すごく単純に、私の親が性別不明、そしてインターナショナル名前をつけたかったようです。」とのことで、どうやら本名のようなのだ。うーん、この名前の由来は「単純に」なのだろうか。

番組タイアップが日本テレビ系だけというのも気になるし、何やらハイプの香りがしないでもないけど、インターナショナル・スクール仕込みの日本語と英語が融合した歌詞は注目度が高い。公式サイトでは、「Possession」と「My All For You」のプロモーション・ビデオ（PV）と音源が試聴できるので、気になる人はぜひ。