ウィルコム、最大204kbps対応のW-SIM「RX420AL」を単体販売。

2006/12/12 15:58 Written by コ○助

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契約者数ではまだまだ携帯各社には及ばないものの、音声通話定額の「ウィルコム定額プラン」、日本初の本格スマートフォン「W-ZERO3」とその第2弾「W-ZERO3[es]」のヒットにより、この1〜2年で存在感を示しているウィルコム。これからも携帯電話とは違うアプローチのサービスを提供してくれると期待を寄せているユーザーも多いなりが、2006年のトリを飾る端末の販売が始まるなりよ。

それは高度化PHS通信規格「W-OAM」に対応した、アルテル製のW-SIM「RX420AL」。「W-OAM」は一般的にはまだ耳慣れない規格なりが、ウィルコムが今年の2月から環境整備に取り組んでいる、ユーザーからの期待の大きいサービスなり。4xパケット方式では最大約204kbpsのデータ通信ができるほか、電波の状態に応じて最適な変調方式を自動的に選択するので、ユーザーが特に小難しい切り替え作業をする必要もなく、快適な通信ができるのが特徴なりね。参考までに4xパケット方式と2xパケット方式での、速度変化についてまとめておくなり。

4xパケット方式 → 128kbps(現在)/204kbps(W-OAM)
2xパケット方式 → 64kbps(現在)/102kbps(W-OAM)

また、音声通話に対してもメリットがあり、従来よりも広いエリアで、安定した通話ができるようになるなりね。屋内や高層ビルの間などの弱電界エリアでも、電波到達度がアップするというなり。

この「W-OAM」対応のW-SIMは、先日発売の始まったシンプル端末「9(nine)」とのセット販売でのみ手に入れることができたなりが、12月19日からW-SIMの単体販売が始まるなりよ。従来のW-SIMとも互換性があるため、すでに「W-ZERO3」などのW-SIM対応端末を所有している場合でも、「RX420AL」に差し替えて利用することが可能。価格は新規・機種変更ともに3,800円(ウィルコムストア価格)と比較的リーズナブルかつ、「RX420AL」を利用した際の通信料金は、従来と変わらないのも嬉しいなりね。

既存のW-SIMユーザーは乗り換えたほうがメリットが大きいので、対応エリアに居住しているユーザーはぜひ購入の検討を。

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