米国で女性向けド派手携帯が人気、ファッションブランドとの提携続々。

2006/12/10 21:26 Written by コジマ

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日本の若い女性の間では、携帯電話にキラキラしたものを付けるのが大流行。先日、久しぶりに会ったぼくの18歳になる従妹も、目がチカチカするほど飾り立てた携帯を握りしめていた。今夏にソニー・エリクソンがファッションブランド「サマンサタバサ」と提携したスワロフスキー・クリスタルを敷き詰めたモデルを発表するなど、その人気は高まる一方なのだ。

こうした流行は米国でも起こっているようで、携帯電話装飾用のフェイクダイヤモンド・キットや有名ファッションブランドと提携したモデルが人気を集め、各事業者は見た目を重視した製品の販売を強化しているのだそう。

ワシントンポスト紙では、今の若い女性は、「グッチ」のバッグよりも「ドルチェ&ガッパーナ」が手がけた米モトローラ社の「V3i」を欲しがる人が多いと紹介している。スーパーモデルを思い起こすようなゴージャスな金メッキが人気で、400ドル(約4万5600円)するにもかかわらず売れ行きが絶好調なのだとか。

また、英Tモバイル社が米国向けに発売している「ダイアン・フォン・フォステンバーグ」が手がけた「DVF Sidekick 3」も紹介。キーボードのように配されたボタンなど先進的なデザインもさることながら、見た目の可愛さが人気を呼び、こちらも定価400ドルながら完売したそうなのだ。

同紙は、「常に最新機種を持っている」という19歳女性の「ソニーの『ウォークマン携帯』は機能がいいけど色がイマイチ。だからフェイクダイヤモンドで飾ったの」というコメントを掲載している。その写真を見てみると、なるほど、機能美を追求して男性的なデザインだった携帯電話も、女性的に変身しているのだ。

同紙のサイトで「Technology for Girls」というページを見てみると、先述の「sidekick 3」やフェイクダイヤモンド・キット「Bling Kits」のほか、ピンクのボディーに花柄が配されたモトローラ社の「Tattoo RAZR V3」や、シックでオシャレなケースなどを紹介している。派手ではあるものの、日本のものより多少スタイリッシュに感じるのだ。

一方、日本では冒頭に紹介したソニーエリクソン×サマンサタバサ・モデルのあと、11月にソフトバンクモバイルが「705SH スワロフスキー・クリスタル・バージョンを1500台限定で発売した。こちらは購入条件として、番号ポータビリティ転入利用者であること、予想外割に加入すること、支払いをクレジットカードで行うことなどが必須となっている。その価格は、総額で8万4920円(実質負担額は3万9800円)。日本でも、こうした「超高級携帯」が流行するのかも。

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