ファミリーマートも生鮮品、全国に「ファミマフレッシュ」本格展開へ。

2006/11/28 11:29 Written by コ○助

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他社との差異化を図るべく、品揃えに独自の工夫を凝らしているコンビニ各社。最近はローソンやサークルKサンクスが野菜や果物、肉などの生鮮食料品にも力を入れ始め、ちょっとした買い物なら既存型のスーパーが必要ないほど、高機能化が進んでいるなりよね。これまでもコンビニは生活の一部として不可欠な存在だったなりが、生鮮品を取り扱う店舗が本格的に普及すれば、さらに「いつでも、何でも買える店」として、ほかの小売店の脅威になることは間違いないなりよ。

大手コンビニのひとつ、ファミリーマートも生鮮品への参入は早い段階から検討していて、現在までに実験的に「ファミマフレッシュ」を都内で50店舗を展開中。従来力を入れてきた中食に加え、自宅でアツアツの料理を食べたいというニーズに応えられる「内食」にも対応していく姿勢を打ち出しているなりよ。これにより、既存顧客に加えて単身世帯や夫婦二人暮らしなどの中高年客層、有職主婦などの「しっかりした食事を手軽にとりたい」という意識の顧客を獲得するのが狙いなりね。

この「ファミマフレッシュ」、実験店では一定の成果が得られたようで、いよいよ本格的に展開することになったなりよ。まず、来年2月までに首都圏(東京・神奈川)を中心に約400店に導入。その後、2008年2月までに全国1,000店まで拡大する計画なりね。ファミリーマートは現在7,400店あるなりが、全体の15%程度に「ファミマフレッシュ」を導入していくことになるなり。

具体的に「ファミマフレッシュ」でどのような商材が扱われるのかは気になるところなので、簡単にコンセプトや商品例をまとめておくなりね。

◎「ファミマフレッシュ」の6つのカテゴリー

1.青果→野菜は「ベーシックな野菜+旬の野菜」を基本に取り揃える。果物はバナナなどの定番や国内産の果物が中心。

2.キット食材
→「簡単に、無駄なく作れる」をコンセプトに、具材と調味料をセットに。1種類だけ野菜をプラスすればおかずに仕上がる。

3.切っちゃいました
→キット食材にプラスする野菜をカットした状態で販売。キャベツ、水菜、長ネギ、白菜、ベビーリーフなど。

4.鍋
→野菜、具材、スープなどをまとめた1人前の鍋セット。「つみれ鍋」「湯豆腐鍋」など。

5.精肉・魚
→小容量・使い切り型のパック。精肉は豚肉やミンチ、魚は1尾ずつのパックで「キングサーモン切り身」「カラスカレイみりん漬け」など。

6.こだわり食材
→普段とは異なる「こだわり」を持った食材。「カリスマ豆腐」「築地撰品鯛入り蒲鉾」など。

さすがに品揃えに関してはスーパーには敵わないなりが、今までコンビニで扱われていなかった商材を一気に揃えてきた印象。単に生鮮品を販売するだけでなく、楽に調理できる状態で販売するのがコンビニ的で、単身者や多忙な生活を送る夫婦などには嬉しいなりよね。

ローソンやファミリーマート、100円コンビニなど、生鮮品をめぐる顧客争奪戦は激化模様。あとは業界最大手のセブン-イレブンがいつ、どのタイミングで参入するかに注目が集まるなり。ウィークポイントが解消されていくことで、コンビニ依存度がさらに高まりそうなりね。

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