広告付き用紙でコピー代が半額に、都内コンビニで試験導入。

2006/11/15 15:48 Written by コジマ

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パソコンからのプリントアウトが主流になって、最近めっきり利用しなくなってしまったコンビニエンスストアのコピー。でも、学生の頃はよく利用していたし、試験前の中高生にとってはとても頼もしい存在なのだ。そうしたコンビニコピーが半額になる仕組みができつつあるそうなのだ。

その仕組みとは、用紙に広告を入れること。広告を入れることによって無料あるいは格安になるというのは、テレビの民放局がそうであるように昔からある仕組みなのだけど、最近はフリーペーパーなどこうしたものを見かける機会が多い。それがコンビニコピーにも適用されることになったのだ。

この割引コピーは、コピー機の通信機能を使って、コンビニに商品を提供しているメーカーの広告を配信し、用紙の下のほうに印刷されるそうなのだ。コピーしたものに広告が入るなんて邪魔っけな気がしないでもないけど、ぼくがコンビニコピーを利用していたときはほとんどが試験ために使っていて、終われば捨てたりメモ帳にしていた。そういう利用にならもってこいのコピー機ではないだろうか。普通のコピー機を撤去するわけではないので、用途によって使い分けられるのだ。

発案したのは東京電力の子会社だそうだけど、朝日新聞にもあるように、広告付き用紙でのコピーは、慶応大や中央大などの学生5人が立ち上げたベンチャー企業「オーシャナイズ」によって考案したのだ。こちらの通称「タダコピ」は広告が用紙の裏に入り、首都圏の大学内で無料で展開している。今回のものは、「コンビニ」で「半額」で「広告が表の下部に入る」というのが新しいのだろうか。

東電の社内ベンチャー「リベレイト」によって、まずは都内にあるam/pm2店(日比谷シャンテ前店と本郷郵便局店)で試験的に運用、来年度に全国約1000店へ拡大する予定なのだとか。どうやら、リベレイトはam/pmだけに提供するようだけど、この試みがウケれば、他のチェーンも追随しそう。

なんにせよ、普段コンビニコピーを利用している人や学生にとってはありがたい話。でも、これでノートを取る人がますます減っちゃったりして(笑)。

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